金沢NPOのどんどこプロジェクト

三和児童館で、かんばん見学とふりかえりをしました。

DSCN1221.jpg

 2月24日午後3時から、三和児童館で「ふりかえり」を行いました。急な連絡ということもあってふたつのNPOの方々と、三和の上野さん、浅野町の三浦さんとで、「準備」「実行」「今後」とパートを分けて話し合いました。

DSCN1224.jpg DSCN1226.jpg

 準備段階での初めての不安。実行段階での居直り。今後については三和児童館から「かえっこバザール」の継続。NPOの自遊創生団からは「移動フリーパークを夏にぜひ児童館で!」という話も出て、この取り組みがじわじわ他の児童館へと広がるための仕組みと、児童館側がNPOを選択できる環境が欲しいという意見も出ました。児童館に魅力あるメニューを提供できるNPOの発見です。

DSCN1229.jpg DSCN1225.jpg

 芸術村で作られた「くるくる回る看板」は児童館の前で迎えてくれていました。そのモデルとなった「カメ吉くん」は、寒いので冬眠中でありました。彼が目覚めた頃、新たな取り組みの準備がはじまっていることを願って・・・・・。
 

くるくる回る三和児童館の看板が「できたどぉ~!!」

DSCN0987.JPG
 待ちに待った三和児童館「くるくる回る」最後のプロジェクトの日がやってきました。
会場は金沢市民芸術村アート工房です。金沢市民芸術村には三つの工房があります。各工房ごとの市民運営が特徴です。「アート・アンツ」はアート工房を拠点に活動する、アートボランティア集団です。今回はチームから現役中学美術の先生、長原さんをメインに、アート工房ディレクターの渡辺さんが担当してくださいました。

DSCN0903.JPG  DSCN0895.JPG

 児童館職員の上野さんとNPO担当メンバーとの、製作手順についての打ち合わせが年末の30日にあり、材料となる空き缶やベンチ椅子の加工を、当日まで準備することになっていました。
 年が変わって1月5日(土)午前10時。子ども達がやってきました。「くるくる回る」シリーズの中心となって頑張ってきた6人の子ども達にとっては、6人だけでつくる思い出の作品づくりです。
 白で塗られたアート工房には、すでに材料が準備され、くるくる回る仕掛けの完成した看板もあります。長原さんから、手順についての説明を受けます。
DSCN0896.JPG  DSCN0901.JPG

 作業はふたつのグループに分かれて進めることになりました。ひとつのグループは看板枠への色塗りとコンクリートの土台づくりです。
DSCN0904.JPG  DSCN0910.JPG

 もうひとつのグループはアルミ缶を開いた板を使って、文字やカメのパーツを作ります。アルミ缶を開いた板を合わせて下地をつくり、原画に書かれた文字をトレースして下地のアルミ板に転写します。こちらはなかなか地味な作業が続きます。
DSCN0912.JPG  DSCN0908.JPG

 塗装係りは次の作業、カメの形の土台づくりに入りました。ダンボールで型枠をつくります。パイプ椅子を解体して作った外枠にもカメを書きます。
DSCN0917.JPG  DSCN0931.JPG

 こちらのグループは板への転写が済んだら、アルミ板を一端ばらばらにし、「打ち出し」という方法で文字やカメのパーツに立体感をだします。
DSCN0922.JPG  DSCN0921.JPG

 油粘土の塊りの上にアルミ板を置き、転写された文字に沿って、カナヅチで根気強くダカネを叩いていきます。広いアート工房の中に「トントントン」という打ち出しの音が響きます。
DSCN0926.JPG  DSCN0924.JPG

 こちらでは、長原さん、渡辺さんと外枠のチェックです。「ここにもカメを置こうか?」次ぎの段取りが進んでいるようです。そして12時半すぎ、児童館の上野さんが調達したお弁当が届きました。アート工房スタッフルームで、待ちに待った昼食のひと時・・。
DSCN0911.JPG  DSCN0927.JPG

 30分ほどの昼食の後、休む間もなく「打ち出し」の済んだアルミ板をパズル合わせのように組み立てテープで貼ります。こうして表裏二枚の下地板が完成です。
DSCN0930.JPG  DSCN0933.JPG

 浮き出した文字が見えやすくなるよう、盛り上がった文字に色を塗ります。一方外枠づくりは、おもちゃの小さなカメを外枠のパイプに針金でくくりつけてから、接着剤で固めます。
DSCN0936.JPG  DSCN0935.JPG

 着色の済んだアルミ板は、強力な温風を噴出す暖房機の前で乾燥させます。この温風のおかげで、塗料乾燥の時間が随分節約できました。くるくる回る板の両面に、仕上がったアルミ板を両面テープで貼り付けます。
DSCN0937.JPG  DSCN0941.JPG

 ちょっと額縁サイズで苦労しましたが、両面にアルミ板が貼れました。次はこれに釘打ち作業で額を取り付けます。空き缶の底はカメの甲羅に変身しました。エポキシ系の接着剤を甲羅1枚づつに塗って、釘で固定し貼り付けます。
DSCN0953.JPG  DSCN0959.JPG

 根気のいる作業が続く中、土台のコンクリート入れ作業の準備ができました。一方、気がつくと工房の中では、次の作品展のために、アートアンツのスタッフが隣で準備を始めていました。
DSCN0958.JPG  DSCN0962.JPG

 両面の甲羅貼りがやっと終わりました。最後の仕上げ塗装が済み、いよいよパイプ椅子で作った外枠と、くるくる回る看板の組み立てが、長原さんと渡辺さんの手で行われます。
DSCN0964.JPG  DSCN0970.JPG

 この緊張の一瞬に「なんやらおもしいことやっとるぞ・・」と、作業の終えたアートアンツのみなさんもギャラリーで集まりだしました。もう少しの完成を前に、子ども達も不安げに見守ります。
DSCN0966.JPG  DSCN0973.JPG

 そして無事合体成功!!さぁ後は土台にコンクリートが入ります。全部で15kgの分量が入りました。外枠と回転板を合わせると20kg近くの、台風でも飛ばされない看板になりました。記念に土台の上にはイ二シャルを書いたビー玉や、小ガメを埋め込んで飾りつけをします。
DSCN0975.JPG  DSCN0981.JPG

 かわゆくも、なんとも前衛的なアート作品に仕上がりました。コンクリートの土台はこのまま乾燥させ、後日三和児童館に搬入します。建物を階段で上がる三階の玄関に、20kg近くの看板を、さていかに運ぼうかと、児童館の上野さんは腕組み状態なのですが、外はすっかり日が落ちて時間は5時です。なにはともあれ「完成~!」気分でアートアンツさんからも記念写真を撮ってもらいました。
DSCN0988.JPG  DSCN0989.JPG

 6年生の子ども達が6時間も集中できた作業の一日。きっと仲良しグループ最後の小学校生活の思い出になることでしょう。そして児童館を訪れるたびに、カメの「かめ吉」の横で「ようこそ・・」と出迎えるアートな看板を見て、「仲間とつくった達成感」を思い出すことができれば、素敵ですね。 
 ※後日、三和児童館玄関に設置された「くるくる回るアートな三和児童館」看板写真を掲載します。し  ばらくお待ちください。

 ●同企画は金沢市民芸術村のブログ「芸術村ジャーナル」1月10日付けにも掲載されています。
  こちらもどうぞご覧ください。


 

くるくる回る看板プロジェクトスタッフの声です。

 「12月30日打合せの後、お正月3日間は、午後から空き缶を開いたり、ホームセンターに入り浸ったり、延べで一日半くらいの準備かな?それにしても根性のある子どもたちですわっ~!」と語る、現役中学校の美術の先生です。三和小学校の子どもたちは、先生の中学校へ進学するという奇遇に、「君達が中学に来たら、アーティスト根性をびしびし鍛えてやるから、覚悟しなぁ!」と、暖かいエールを送っていました。
DSCN0967.JPG  DSCN0968.JPG
長丁場の製作に、終盤近く「もう駄目ぇ~!」と屈服して見せてた、アートアンツのプロジェクト担当、長原さん。「頑張れ!」の号令以上に、みんなが最後まで頑張れた自然体のメッセージでした。  

くるくる回る看板プロジェクト子ども達の声

 朝10時から、お昼の30分を除いて、夕方5時まで頑張った子ども達です。感想は「くたびれた~!」の一言。アート工房のプロフェショナルな創作空間が、いつもない持久力を生み出したのかも知れません。
 6年生最後の思い出づくりなった6人組みでした。
DSCN0991.JPG
三和児童館「くるくる回るプロジェクト」
コアメンバーの6人

「かえっこバザールin三和」 おもちゃがくるくるまわったぁ~!

DSCN0216.jpg
 9月22日(土)午後1時から3時まで、三和児童館1階の三和公民館集会室で、3回目のNPOとの協働プロジェクト「かえっこバザールin三和」(おもちゃ交換会=おみちゃは回る)が、スタッフ、参加者延べ100名を越えて開催されました。
 「かえっこバザール」とは、福岡在住の美術家・藤浩志さんが提案されたおもちゃの物々交換市です。金沢21世紀美術館がオープンした2004年、このプレイベント「子どものためのプログラム」として金沢に登場しました。その時スタッフで参加した今の金沢エコライフくらぶが、金沢21世紀美術館からかえっこ開催グッズを引き継ぎ、その後、こどものための環境教員プログラムの一環として、展開しているものです。

 午前10時に到着した沢山のおもちゃを「なかなかなもの3ポイントの青」「まぁまぁなもの2ポイントの黄」「そこそこのもの1ポイントの青」に区分けして並べます。「これゃすごいもの」はオークション用のテーブルへ。仕分けの最中に早くも「これ!かわいい!!」と、スタッフの子たちは、先取りの喜びです。
DSCN0128.jpg    DSCN0130.jpg

 会場は持ってきたおもちゃをポイントに査定して、ポイントカードを発行する「バンク係」。欲しいおもちゃのポイントをカードから引く「ショップ係」そしておもちゃのない子のためにポイントがもらえる「ケーム係」の各コーナーが準備されます。ケームのルールを誰が係になってもわかるように、書いたものを準備します。
DSCN0126.jpg    DSCN0125.jpg

 12時近く。大体の準備ができました。お昼のお弁当を食べて本番に備えます。
DSCN0137.jpg    DSCN0133.jpg

 さぁ!準備はばっちりです。スタッフの子どもたちはそれぞれの持ち場を確認。午後1時、会場の扉が開きました。
DSCN0139.jpg    DSCN0141.jpg

 子どもたちが入ってきます。「バンク係」はとても迷いながらポイントをつけます。おもちゃのない子にはカードだけを発行し、ケームコーナーへ行ってもらいます。持ってきたおもちゃから早々とオークションものも現れました。
DSCN0143.jpg    DSCN0161.jpg

 ポイントゲット用には三つのケームが用意されました。これを「かえっこワークショップ」といいます。
 オークションで高いポイントを稼ぐのに、何回もゲームをする子もいます。一番長蛇の列は「じゃんけんゲーム」。3回やって勝った分のポイントがもらえます。じゃんけんお兄さんがとても弱いので、みんな大喜びです。
DSCN0176.jpg    DSCN0213.jpg

 隣りのコーナーは「輪投げゲーム」。高速ハイハイで列についた赤ちゃんに、みんな大笑い。
DSCN0147.jpg    DSCN0190.jpg

 「ボーリングゲーム」では、倒したピンの数でポイントがもらえます。下のヒモを引くと、倒れたピンが一斉に復元されるすぐれものです。
DSCN0149.jpg    DSCN0189.jpg

 「ゲーム係」は、ポイントを上げます。「ぼくは5ポイント!」と、黄色の2ポイントおもちゃの中から、欲しいものを探します。
DSCN0167.jpg     DSCN0155.jpg
    
 30分係を引き受けると7ポイントもらえるウワサが広まると、次々と係を志願する子どもが増えてきます。お目当てのオークションおもちゃゲットの子は、1枚35ポイントのカードを、係に志願して、ゲームとあわせ2枚以上つくりました。
DSCN0198.jpg    DSCN0212.jpg

 子どもたちの目はおもちゃに釘付けです。宝物を前に、顔がほころんでしまいます。
DSCN0182.jpg    DSCN0169.jpg

 気に入ったおもちゃをゲットした子どもたちです。
DSCN0183.jpg    DSCN0194.jpg
DSCN0185.jpg    DSCN0219.jpg

 「これは楽しいわ!!」と、立ち話のお母さんも、ケームでポイントを稼いで、お気に入りをゲットしてしまいました。
DSCN0193.jpg    DSCN0195.jpg

 2時30分になりました。いよいよおまちかね「こいつはすごいおもちゃ」のオークションの始まりです。
DSCN0166.jpg    DSCN0230.jpg

 「さぁ、これは5ポイントからだよ!」オークション係のお兄ちゃんの声に、手を上げて自分が持っているもっと上のポイントを言い合います。欲しかった巨大ミッキーを、がんばって手に入れた小さな子もいます。
DSCN0229.jpg    DSCN0237.jpg

 あっという間の2時間でした。この日発行したポイントカードは130枚を超えました。このポイントは別の会場でも、又来年も使えます。午後3時すぎ、会場では後片付けが始まります。
DSCN0252.jpg    DSCN0254.jpg

 片付いたらおやつの時間。焼き芋とジュースでNPOさん達と、感想を語り合います。最後は持ち込んだ時より少なくなったというおもちゃを車に運んで終了です。
DSCN0257.jpg    DSCN0259.jpg

 おもちゃを沢山抱えて帰る子どもたち。お家ではきっとお父さんやお母さんのびっくりする顔が見れるかも知れませんね。そんなわくわくする期待感が、家路に急ぐ子ども達の背中から見えるようです。
DSCN0243.jpg    DSCN0247.jpg

 普段児童館では体験できないリーダーリップを発揮できたコアメンバーの子どもたち。そして準備に奔走してくれた児童館の上野さん。お疲れさまでした。そして児童館に、子ども達で取り組める新しいプログラムを提供してくれた金沢エコライフくらぶのみなさん、ありがとうございました。

    

     

【続きを読む...】

「かえっこバザールin三和」スタッフの声です。

 開店と同時に待ちかねたように沢山の子どもたちが入ってきて驚きました。きっと、沢山宣伝していたのでしょう。(小学校に作ったポスターを貼ったり、校内放送で呼びかけたりしたそうです。)
 とても活発な子どもたちが多くて、次々と係りを引き受けてくれ、オークション用に沢山ポイントを溜めてましたね。オークションも、いつもだと残るんですが、オークション係りのお兄ちゃんたちが、全部さばいてくれて、大助かりです。
 こんなにいい「かえっこ」は、あまりありませんよ。きっと、係りの子ども達の事前の準備がしっかり出来ていたからでしょう。

DSCN0165.jpg
金沢エコライフくらぶ
椿下佳子さん

「かえっこバザールin三和」子どもの声です。

 子どもたちはおもちゃに夢中なので、児童館の上野さんの声です。

 思ったより盛況でよかったです。おもちゃを選んだらさっさと帰って、もっと早く終わると思ったら、みんな品定めに真剣で、どれだけ時間があっても足りませんね。
 スタッフになってポイント稼ぎをする子が沢山いてびっくりしました。普段だと体を動かして遊んでいることが多いんです。おもちゃを見る目はそんな時にはない真剣さなんで、発見でした。
 大人には一見ガラクタにしか見えないおもちゃも、子どもたちには宝物なんですね。

DSCN0218.jpg
三和児童館厚生員
上野ひとみさん


「アートアンツ」と最終プログラムの打合せをしました。

 「かえっこバザール」の荷物を車に運んで後片付けが終わった後、3階の児童館で「くるくる回る三和児童館の看板づくり」プロジェクトの打合せを「アートアンツ」のお兄さん、お姉さんと一緒にしました。
DSCN0261.jpg
 
 変更予定された12月8日の実施日に児童館行事があることがわかり、1月5日(土)6日(日)を使うことになりました。市民芸術村が確保できない場合は三和児童館でやります。
 さて、どんなカタチの看板にするか、「かえっこ」ですっかりくたびれた子どもたちは、自分達の作図を説明するのにいっぱいです。あれこれアイデアが「アートアンツ」さんから出された結果、児童館のパイプ椅子を使うことになりました。中に入る板の寸法や、子ども達の担当する箇所も決まりました。
DSCN0262.jpg

 10月には金沢市内の児童館が全部集まって行う「児童館フェスティバル」があるので、終わってから子ども達の作業が始まります。本番組み立てまで、「アートアンツ」さんがパイプ椅子をどんな風に料理するか、とても楽しみです。

DSCN0270.jpg
 児童館のシンボルカメの「かめ吉」が全ての秘密を握っています・・・・・。


来週の本番を前に、NPOと子ども達が打ち合わせをしました。

 9月15日(土)10時から1時間ほど、来週に予定されている「かえっこバザールin三和・おもちゃは回る」の打合せを、児童館2階の三和公民館会議室で行いました。
 協力NPO、「金沢エコライフくらぶ」の説明の後、みんなで係りや、遊びを決めました。
 持ってきたおもちゃを査定してポイントをあげる「バンク係」。欲しいおもちゃをポイントと交換する「ショップ係」。そしておもちゃを持ってこなかった子どもがゲームでポイントをもらえる「遊び係」の三つの役割があります。最後に、とってもすごいおもちゃは「オークション」にかけられてゲットできます。
016.jpg    023.jpg

 二人1組で巡回させると「わ~!みんなもくるくる回っとる!」という訳で、人手不足は、三和小学校の校内放送で「お手伝いしたらポイントもらえます~」という宣伝を付けて、流すそうです。コアメンバーに放送委員長がいて、作戦が練られました。
 校長先生や小学校のみんなはこの企画をとても楽しみにしているそうです。

013.jpg
 当日のスタッフ担当は、『とり「かえる』帽子」をかぶってがんばりま~~す!!

 

汚れは拭いてから洗えば、きれいな水がくるくる回る!水すまし、発進!!

DSC05155.JPG

 三和児童館2つめの企画が8月22日(水)児童館下の駐輪場で行われました。前日の不安が的中し、時折激しい雨が降りました。この日朝、金沢には「大雨警報」も一時発令。雨の合間をぬってテントも建てられました。「雨が降っても装置は水ものだから」と、スタッフの櫻井さん。コアメンバーも入れて総勢115人の子どもたちが「水すまし号」に触れ、水を汚さない貴重な体験をしました。

 朝早くからコアメンバーは、1回目の玉ねぎの皮で染めた手ぬぐいを頭に被って、カレーづくりのお手伝いです。100人を超える量は半端じゃありません。熟カレー、二段重ね、バーモンドの3種ブレンドカレーです。パイナップルも入ってます!
DSC05125.JPG    DSC05183.JPG

 時計が11時を回り、お昼の時間が近づいてきました。体育館に全員集合して、今日のカレーづくりを手伝った子どもたちの紹介。続いてパネルを使って協力団体「いしかわ水辺再生研究会」の櫻井さんが、わかりやすく「水すまし」の説明をします。「みんな。台所で使った水は最後はどこへ行くのかな?」「海~!」と、元気な声が上がります。
DSC05129.JPG    DSC05134.JPG

 そのころ体育館隣りの部屋は戦場です。児童館スタッフさんが100人を越える子どもたちのカレーをお皿に盛り付けます。全員が揃ったところで「いっただきま~す!」この手際の良さは、毎年の積み重ねで生まれたそうです。
DSC05136.JPG    DSC05142.JPG

 3階の児童館から、食事の済んだ子たちが、お皿とスプーンを持って降りてきます。テント入り口で「汚れ落とし」の布をくばったり、水洗いや、最終の食器拭きの仕事を、6年生のコアメンバーたちがてきぱきとさばきます。やがてテントの中は食事の済んだ子どもたちであふれ出しました。
DSC05150.JPG    DSC05158.JPG

 自分の食べた食器洗いに真剣です。途中でスコールのような大雨も落ちてきます。水洗い係りの子は傘を子どもの方に向けるので、ずぶぬれです。あふれる子どもに時間差をつけて3階から降りてもらうようにしました。全部済んだ子は3階に戻って「楽しかったぁ~」と報告。それを聞いた子は、お皿をなめながら「まだぁ~!」と、順番待ち。まるで人気のジェットコースターの順番待ち状態です。
DSC05148.JPG    DSC05172.JPG

 きれいにお皿を拭いた子たちが水槽を観察します。「すげぇ~!汚れとらん!」「きれいや、きれいや!!」不思議そうにのぞき込みます。
DSC05164.JPG    DSC05162.JPG

 突然のスコールに逃げまどったり、雲の合間から夏の日差しが顔を出したりと、1時間少しの短い時間がとても長く感じた「水すまし」。そして115人の壮絶な食器洗い!!食べた後の食器の洗い方を、お家で教えてあげることができたかな?
DSC05167.JPG    DSC05156.JPG

 「いしかわ水辺再生研究会」のみなさん。そして三和児童館の上野さん。後片付けご苦労さまでした。


このページのトップへ