1月17日(土)に西京極児童館で、ふろしきのプログラムを「ふろしき研究会」の森田さん、岡さんのご協力のもと、実施しました。
ふろしき研究会は、「日本に古くから伝わるふろしき文化を次代に継承する」「ふろしきを地球環境保全に活かす」「ふろしきを通して『包みの文化』、『結びの文化』を見つめ、新たな方向性を生み出す」活動(全国各地での出前講座の開催、環境保護催事への参加など)を、京都を中心に、全国規模で行われています。
当日は、13時から準備を行いました。ふろしき研究会のお2人が、たくさんの種類のふろしきを持参しておられ、準備しながらそれを眺めているだけで楽しくなってきました。むかし祖母が使っていた感じの物や、有名ブランドの斬新な柄のふろしき、それと泥棒が持っているイメージの唐草模様のふろしきなどがありました。
持参されたふろしきを窓際に飾ったり、ふろしきでラッピングしたビンやボールをディスプレイしたり、児童館にあるぬいぐるみにふろしきの服を着せたりして、準備完了。
準備後、お2人から、私たちは子供たちより、一足先にふろしきの結び方の基本「片結び」と「真結び」を習いました。「真結び」は、はじめ何も考えずに結ぶと出来ず、何回か教えてもらうと完璧に習得できました。
そうこうしているうちに、子供たちが集まり出し、14時からプログラムを開始。今回は、27人の子どもたちが参加し、保護者の方たちからも5名程度の参加がありました。
はじめは、森田さんからあいさつ。森田さんは、あいさつの中で、「今日、学んだことはすぐに役に立たないかもしれないけど、後々まで心に残るし、役に立つ時がくる。今日、みんなで同じ時間を共有するということを大切にしましょう」と言っておられました。
森田さんです 岡さんです。唐草模様が子どもに人気
その後、森田さんから簡単にふろしきのお話をしてもらいました。冒頭、「ふろしきを使ったことがある人?」と問いかけられると、半分ちょっとの子供たちが手を挙げました。(もっと少ないかと思っていました)・・・森田さんが、ふろしきが昔どのように使われていたか(ビンを包んでいた、本を包んでいたなど)をお話、岡さんが話に出てきた昔ながらの風呂敷の使い方(結び方)を実演され、子供たちは興味深げに実演を見つめていました。
ビンを2本包みます あっという間に出来上がり
ビンを持ってみよう みんな真剣に見つめています
次は本を包みます はい出来上がり
お話が終わった後、いよいよ子供たちがふろしきの包み方を学ぶことになりました。今回、日本NPOセンターからふろしきを子供たちに提供いただいたのですが、新しいふろしきは柔らかくなっていないから、はじめは、ふろしき研究会が持参いただいたふろしきを使うことになりました。
はじめは片結び。ふろしきの四隅を順に片結びしていくと、帽子ができあがり、子供たちは被って喜んでいました。その後、ふろしきで袋状のものが出来る度、頭に被る子(特に男のたち)がいました。あと、窓際に飾ったふろしきが唐草模様だったので、それに影響されたのか、どろぼう風の帽子を作って被る子もいました。(鼻の前で結び目を作って)
片結びの練習です 帽子の出来上がり。お似合いです
どろぼうではありません
次に、真結び。これは初め出来ない子供たちもいましたが、何回か練習するうちに、上手に真結びが出来るようになりました。その後、平包みでティッシュの箱を包むことや、スイカなどの球状の物を包む方法を学びました。みんな、ワイワイガヤガヤ言いながら、楽しく学んでいました。でも、みんな飲み込みが早いのには感心。また2人組になり、2つのふろしきを使ってリュックを作りました。カラフルなリュックが、いろいろできあがり、とてもきれいでした。その後、ふろしきでエコバッグを作りました。
真結び上手にできるかな ボールを包みます
うまくできない時は助け合い これからリュックを作ります
みんなペアで作業中 それぞれの端っこを結んだら
リュックのできあがり こちらのリュックもいい感じです
次はエコバッグを作ります たくさん物が入るね 休憩をはさみ、次にビンを風呂敷で包むのを実際にやってみることに。全員がするのは無理だったので、何人かの子供たちが実演することに。希望者が大変多く、みんなふろしきにすっかり興味を持った様子。実演した子供たちは、みんな手際が大変良かったです。
うまくできるかな うまくできました。パチパチ
最後に、みんなが持っているふろしきを結び合わせて、ひとつの大きな輪にしました。大きな輪になりながら、ふろしきにちなんで「結んでひらいて」を歌いながら1周したり、ウエーブをし、プログラムは終了しました。
みんなで一周 ウエーブしています
終了後、みんな、当日もらった資料をふろしきで作ったエコバッグに入れる、平包みにして持ち帰るなど、早速、実践していました。今後も、引き続きふろしきに親しんでもらい、そのことから物を大切にする心を持ってもらえたらと思います。
子供たちや保護者の方の感想は次のとおりでした。(児童館の職員さんからお話を伺いました)
<こどもの感想>
「今度ふろしきのプロが児童館に来はるし一緒にしいひん?」「家に、『ふろしきばあさん』の絵本あるで」
こんな話をしていた子どもに絵本を持ってきてもらいました。絵本の協力者に、今回協力をお願いしたふろしき研究会 森田さんのお名前が。子どもは森田さんに会えるのを楽しみにしていました。
「絵本の人に出会えてうれしかった(帰りぎわ絵本にサインをもらっていました)」
「ふろしきで包むの楽しかった」「あの引っ張るとほどけるの すごくいい」
<保護者の感想>
ふろしきを使いたいなーと思っていましたが、やり方がわからないなとちょっと敬遠していました。そんな時、「ふろしきはたのしい」のプログラムがあり、「やったーーー」と思い、参加しました。
参加して、結び方の違いや、なぜその結び方なのかなど、1枚のふろしきが素敵なバックになるので びっくり!!!!
さっそく家にかえって ふろしきバックでお出かけしました。
次は素敵な柄のふろしきを買いにいこうと思っています。
1枚の布がどんなかたちのものも包んでしまう、素敵な日本の文化。子どもたちに伝えていきたいですね。
さて、今回のプログラムをもって、西京極児童館のプログラム4つはすべて終了しました。児童館をはじめ、関係機関の皆さま、本当にありがとうございました。
ふろしき研究会は、「日本に古くから伝わるふろしき文化を次代に継承する」「ふろしきを地球環境保全に活かす」「ふろしきを通して『包みの文化』、『結びの文化』を見つめ、新たな方向性を生み出す」活動(全国各地での出前講座の開催、環境保護催事への参加など)を、京都を中心に、全国規模で行われています。
当日は、13時から準備を行いました。ふろしき研究会のお2人が、たくさんの種類のふろしきを持参しておられ、準備しながらそれを眺めているだけで楽しくなってきました。むかし祖母が使っていた感じの物や、有名ブランドの斬新な柄のふろしき、それと泥棒が持っているイメージの唐草模様のふろしきなどがありました。
持参されたふろしきを窓際に飾ったり、ふろしきでラッピングしたビンやボールをディスプレイしたり、児童館にあるぬいぐるみにふろしきの服を着せたりして、準備完了。
準備後、お2人から、私たちは子供たちより、一足先にふろしきの結び方の基本「片結び」と「真結び」を習いました。「真結び」は、はじめ何も考えずに結ぶと出来ず、何回か教えてもらうと完璧に習得できました。
そうこうしているうちに、子供たちが集まり出し、14時からプログラムを開始。今回は、27人の子どもたちが参加し、保護者の方たちからも5名程度の参加がありました。
はじめは、森田さんからあいさつ。森田さんは、あいさつの中で、「今日、学んだことはすぐに役に立たないかもしれないけど、後々まで心に残るし、役に立つ時がくる。今日、みんなで同じ時間を共有するということを大切にしましょう」と言っておられました。
森田さんです 岡さんです。唐草模様が子どもに人気
その後、森田さんから簡単にふろしきのお話をしてもらいました。冒頭、「ふろしきを使ったことがある人?」と問いかけられると、半分ちょっとの子供たちが手を挙げました。(もっと少ないかと思っていました)・・・森田さんが、ふろしきが昔どのように使われていたか(ビンを包んでいた、本を包んでいたなど)をお話、岡さんが話に出てきた昔ながらの風呂敷の使い方(結び方)を実演され、子供たちは興味深げに実演を見つめていました。
ビンを2本包みます あっという間に出来上がり
ビンを持ってみよう みんな真剣に見つめています
次は本を包みます はい出来上がり
お話が終わった後、いよいよ子供たちがふろしきの包み方を学ぶことになりました。今回、日本NPOセンターからふろしきを子供たちに提供いただいたのですが、新しいふろしきは柔らかくなっていないから、はじめは、ふろしき研究会が持参いただいたふろしきを使うことになりました。
はじめは片結び。ふろしきの四隅を順に片結びしていくと、帽子ができあがり、子供たちは被って喜んでいました。その後、ふろしきで袋状のものが出来る度、頭に被る子(特に男のたち)がいました。あと、窓際に飾ったふろしきが唐草模様だったので、それに影響されたのか、どろぼう風の帽子を作って被る子もいました。(鼻の前で結び目を作って)
片結びの練習です 帽子の出来上がり。お似合いです
どろぼうではありません
次に、真結び。これは初め出来ない子供たちもいましたが、何回か練習するうちに、上手に真結びが出来るようになりました。その後、平包みでティッシュの箱を包むことや、スイカなどの球状の物を包む方法を学びました。みんな、ワイワイガヤガヤ言いながら、楽しく学んでいました。でも、みんな飲み込みが早いのには感心。また2人組になり、2つのふろしきを使ってリュックを作りました。カラフルなリュックが、いろいろできあがり、とてもきれいでした。その後、ふろしきでエコバッグを作りました。
真結び上手にできるかな ボールを包みます
うまくできない時は助け合い これからリュックを作ります
みんなペアで作業中 それぞれの端っこを結んだら
次はエコバッグを作ります たくさん物が入るね 休憩をはさみ、次にビンを風呂敷で包むのを実際にやってみることに。全員がするのは無理だったので、何人かの子供たちが実演することに。希望者が大変多く、みんなふろしきにすっかり興味を持った様子。実演した子供たちは、みんな手際が大変良かったです。
うまくできるかな うまくできました。パチパチ
最後に、みんなが持っているふろしきを結び合わせて、ひとつの大きな輪にしました。大きな輪になりながら、ふろしきにちなんで「結んでひらいて」を歌いながら1周したり、ウエーブをし、プログラムは終了しました。
みんなで一周 ウエーブしています
子供たちや保護者の方の感想は次のとおりでした。(児童館の職員さんからお話を伺いました)
<こどもの感想>
「今度ふろしきのプロが児童館に来はるし一緒にしいひん?」「家に、『ふろしきばあさん』の絵本あるで」
こんな話をしていた子どもに絵本を持ってきてもらいました。絵本の協力者に、今回協力をお願いしたふろしき研究会 森田さんのお名前が。子どもは森田さんに会えるのを楽しみにしていました。
「絵本の人に出会えてうれしかった(帰りぎわ絵本にサインをもらっていました)」
「ふろしきで包むの楽しかった」「あの引っ張るとほどけるの すごくいい」
<保護者の感想>
ふろしきを使いたいなーと思っていましたが、やり方がわからないなとちょっと敬遠していました。そんな時、「ふろしきはたのしい」のプログラムがあり、「やったーーー」と思い、参加しました。
参加して、結び方の違いや、なぜその結び方なのかなど、1枚のふろしきが素敵なバックになるので びっくり!!!!
さっそく家にかえって ふろしきバックでお出かけしました。
次は素敵な柄のふろしきを買いにいこうと思っています。
1枚の布がどんなかたちのものも包んでしまう、素敵な日本の文化。子どもたちに伝えていきたいですね。
さて、今回のプログラムをもって、西京極児童館のプログラム4つはすべて終了しました。児童館をはじめ、関係機関の皆さま、本当にありがとうございました。