昨年度に地域の文化づくりに取り組んだ東四郎丸児童館とのつながりを保つために、今年度も1事業だけですが一緒の取り組みを行いました。
東四郎丸児童館では、「チーム東中田っ子」という子どもたちの児童館サポーターの「来年も続けたい」との強い要望により、児童館独自に昨年度に組み立てたプロジェクトを4回シリーズで展開しています。そのうちの一つを支援することにしました。
昨年度、「だれでもピカソ」として展開したプロジェクトが、今年度は「あめあめ、ふれふれエコワールド~ペットボトルは、もう1人のぼく、わたし~」というタイトルのプロジェクトになっています。
今年度もNPO法人ふれあいサポート館アトリエの倉本理事長とスタッフの皆さんの指導で作品づくりが行われます。はじまりのあいさつは、場慣れし、たくましく成長した「チーム東中田っ子」のメンバーが立派につとめてくれました。
「あめあめ、ふれふれエコワールド~ペットボトルは、もう1人のぼく、わたし~」は、ペットボトルの側面に好きな絵を描き、プラスチックコップに自分の顔を描きます。そして、ペットボトルのキャップの上にプラスチックコップをボンドで貼り付け、もう一人の自分に見立てます。
そして、ベニヤの上に描いた自分たちの街の上に、立てて行きます。この街とペットボトルもボンドで止めて行きます。
自分たちで描いた街の中に、環境の中に、もう一人の自分が立っているという作品です。そして、プラスチックコップには、雨がたまります。そのたまり具合を登下校や遊びの時間に気にするという仕掛けです。そして、雨がたまっていれば、コップを外して、草木にやるもよし、増える、減るを眺めるもよし。作品と自分の関わりから、環境について考え続けることを目論んだプログラムに仕上げてあります。
さあ作品づくりです。子どもも大人も、アクリル絵の具で、手も服も、ぐちゃぐちゃになりながら、もう一人の自分づくりに取り組んでいます。ペットボトルに思い思いの枝を描き、プラスチックコップに自分の顔を描いて行きます。そして、ベニヤの上には、街が描かれてきました。
作品が描き終わったところで、お昼です。今日は、児童館スタッフとボランティアさんがつくってくれたカレーライスをいただきました。カレーを食べるための食器は、仙台市環境局が貸し出している「わけるモービル」に納まっているものを使いました。仙台市が食べ物関連のイベントに貸し出している、環境に優しいイベントを支えるための働く車です。
昼食が終わり、作品を児童館の脇の展示場所に運び、ボンドで貼り付けて行きます。思い思いの場所に、もう一人の自分を立て、ボンドで固定して行きます。
これから、もう一人の自分がどう変化して行くのか、観察が始まります。
そして記念撮影をし、倉本先生たちからのコメント、参加した子どもたちの感想を聞く終わりの会を行って終了です。