NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2011

中島児童館・長浜児童館・到津児童館・三郎丸児童館・南小倉児童館・南曽根児童館(6館合同プログラム)

福岡県北九州市

プログラム

小倉城で忍者ごっこ

中島児童館01.jpg

タイトル 小倉城で忍者ごっこ
実施児童館

中島児童館

長浜児童館

到津児童館

三郎丸児童館

南小倉児童館

南曽根児童館

(以上6館合同プログラム)

協力NPO

わいわいキッズいいづか

北九州タウンツーリズム

その他協力者 学生ボランティア
日時 2012年2月25日
場所 小倉城及び西小倉周辺
ねらい

忍者修行を通じて友達と協力して探索したり、身体を動かすゲームに取り組むことで自分の住んでいる町の特徴や歴史を発見する。またアイデアを出し合ったり、協力することの面白さを体験する。

概要 城下町・小倉に住む忍者としてお城に召集される子ども達が、グループに分かれて町に出て指令をクリアしていく。チェックポイントでお宝を見つけながら目的地・小倉城(または生涯学習センター)に集合する。修行の成果を披露し、それぞれの発見を讃えあう。また、忍者の心得として陣取り修行や手裏剣修行など身体的活動も行う。

レポート

当日の様子・子どもたちの声

当日の様子
―小倉の町に忍者参上!
小倉城前で待つ頭領かげろう(NPOわいわいキッズいいづか・吉柳さん)の元に、市内6児童館の子ども達がカラービニールの衣装を身につけて集合しました。
頭領から忍者の心得と風呂敷の巻き方を伝授され、頭に巻いて忍者に変身しました。指令書と忍者通貨を手に各団ごとにまちの地図を見ながら修行に出かけました。「ときわばし」で白象くんまんじゅうを購入したり、商店街のクラフト屋で絵はがきを描いてもらったり、チェックポイントの広告塔や古いデザインの「黒い郵便ポスト」を探し当てたりと、様々な発見をしました。
 
午後からは小倉城で指令書の難問にチャレンジし、答えを探して城内を上へ下へと大移動していました。
 
頭領から渡された「修行帳」にも挑戦しました。「きく」「みる」「さわる」などの修行の中から「のぼる」を選んだ忍者団は小倉城の城壁をよじ登り、「とぶ」を選んだ団は木と木の間をぴょんぴょんとんで移動したりと、思い思いの修行を実行しました。
城前に戻って頭領に修行の成果を報告したあとは、お待ちかねのチャンバラごっこに突入です。大人対子どもの対決で、チェックポイントの案内をしてくれた学生ボランティアは特に子ども達の強烈な攻撃を受けていました。
 
最後に大頭くーちゃん(北九州市児童館キャラクター)から初級忍者の認定証(巻物)を授かり、子ども達は忍者から町人に戻ってそれぞれの館へと帰路につきました。
 
子どもたちの声
  • チャンバラが楽しかった  
  • 買い物ができてよかった 
  • (小倉城の)飛脚と走れなくて悔しい  
  • 充実していた  
  • 疲れた 
  • 全部楽しかった  
  • またやりたい
よかったこと
児童館の職員ではなくNPOの方が前に立つことによって子どもの緊張感が高まり、いつも以上に楽しめていたのがよくわかりました。NPOの方は専門的な知識を豊富にお持ちなので、子どもだけでなく大人も知らないことを教えてもらえて、とてもいい勉強になりました。企画の一部をNPOに任せることによって、職員が子どもと同じ視点で楽しむことができる貴重な体験ができました。

児童館・協力NPO・その他協力者の声

児童館担当者
チェックポイントの広告塔やポストなど、初めて気づいたものに子ども達が関心を持ってくれたり、絵はがきを目の前で描いてもらって感動していたり、普段では見られない子どもの表情を見ることができた。
6館合同での取り組みのため、打ち合わせに時間が取れず、またNPOさんともメールのやり取り中心だったため、内容の詳細がなかなか決まらずに不安になったこともあったが、まち歩きの下見、また忍者ごっこの内容など、NPOとの直接の打ち合わせで一本筋がきちんと納まったのには感激し、さすがプロだなと実感した。
今後もぜひNPOとの協働が続けたいと希望する。
協力NPO
◎北九州タウンツーリズム・大内田さん(まち歩きポイントの紹介)
工房自由空間に、子どもたちが現れて、思った以上に忍者の恰好で、驚きました。
また、松岡さんが、1人か2人しか絵を描いてあげられないのを、どうやって収拾すればいいのかなと思っていたんですが、聞き分けがいい子ばかりでこれにもすごく驚きました。(もしかして、その後ケンカになってなければいいんですが)。先生たちも、ふくおかNPOセンターの古賀さんたちも忍者の恰好ですごくよかったですよ。
とても、楽しい企画で、今後さらに、もっと多くの人に児童館の事業をPRできればいいですね。
今後とも、小倉に限らず、地域資源を活用して北九州を元気にする団体として、児童館や先生たちのお役に立てることがあれば、何でもおっしゃってください。
(今回、あまりお手伝いできずに申し訳なかったです)
 
―わいわいキッズいいづか・吉柳さん(忍者ごっこの内容・実施)
今回、活動の導入と進行を担当しましたが、事前にどのような世界観で「忍者になって街をあそぶのか」ということについて2回ほどミーティングを持てたことで、児童館の先生方のやりたいことと、こちらの得意なこととを共有できたのではないでしょうか。
 
全体の流れを考え始めている段階でのミーティングでは、我々の団体が実施した街あそびのDVDを見ていただけて、街あそびのイメージを具体的に提示でき、実施の参考にしていただけたこと。
 
実施直前のミーティングでは、当日の流れを具体的に決定できていったこと。この
2回のミーティングがあったからこそ、当日の急な内容の変更や最後の巻物が小倉城にないハプニングなど、落ち着いて対応できたのではないでしょうか。
また、我々が、導入・進行を担当することで、児童館の先生方は、子どもとの活動に専念できバタバタせずに子どもと共に体験を楽しめたのであれば、そして、その後の子ども達との関わりの糧になったのならば、NPOとの共同の意味は大変大きいのではないかと思いました。
 
いつもの街を違った角度で見てみると、新しい世界が目の前に現れる!そんな体験を子ども達に広げられたならば嬉しい限りです。
その他協力者
―学生ボランティア(チェックポイント担当)
チェックポイントに変装して立つ設定だったので、配置につくまでは着物を着て町に出ることに多少の抵抗があったが、活動中は楽しくて全く気にならなかった。
チャンバラの時に子ども達が本気で向かってきて、パワーを感じたと同時に叩かれた足が本当に痛かった。子どもが忍者の世界に入り込んでいることがよくわかった。自分が子どもになって参加したいと思ったくらい、楽しい活動だった。
この事業で得られたこと 今後、まち歩きの企画を立てたいと思えばすぐにお話ができるようになれたこと、また今回の事業でご協力いただいたお店の方に別の企画をお願いしたいなど、次の企画が次々に浮かんでいます。今回実施した館は勿論のこと、まだ体験したことのない、市内の児童館の職員にこの事業の楽しさを伝え、参加してもらえるようにPRや報告をしていきたいと考えています。

中島児童館02.jpgのサムネイル画像

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中島児童館について


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連絡先

住所
〒802-0075
福岡県北九州市小倉北区昭和町16-2
電話番号 093‐931‐7096