NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2013

ちゃんくす

広島県三原市

子どもオリンピック

タイトル 子どもオリンピック
協力児童館 三原児童館
その他協力者・関係者 県立広島大学,その他未定
開催日時

2013年11月23日(土) 

*雨天時12月14日(土)に延期

開催場所 三原駅前市民広場
目的

普段活用しにくい駅前市民広場を使って遊ぶことで、子どもたちの「したいこと」実現とともに、駅前の活性化を目指す。

概要

子どものインタビューからは身体を動かす、走り回るようなことをしたいという希望が多くみられ、それを広場内で実現できるようにアレンジした遊びを実施する。

保護者のアンケートでは、子どもと一緒に何か作りたいという意見が多くみられたので、伝承遊びなど作って遊べるものを作ってみる方向で企画中。

(1)つくって遊ぼう

 作る物はこれから交渉。泥だんご,竹馬,竹とんぼなどで検討中

(2)玉あてダッシュ

 2チームが相手に球を当てながら前進し、真ん中に置かれたスイッチを押して勝敗を決める。

 

レポート

当日の様子・子どもたちの声・よかったこと

当日の様子 天気もよくポカポカ陽気で、子どもたちもおとなも、そしてスタッフもイベントを楽しむことができました!

<大だるまおとし>
ダンボールで作った「だるまおとし」に、児童館で子どもたちと絵を描きました。マジックや絵の具を使って、思い思いに描きました。一人で描く子もいれば何人かで一つの絵を描いたり、お互いの絵を見せ合ったりとはなしながらも個性的なだるまおとしが出来上がりました。イベント当日、子どもたちの背より大きな「だるまおとし」に、子どもたちは何度も果敢にチャレンジしていました。力強く打って全部崩れてしまったら、今度は手加減をしてみたり、ビリヤードのように突いてみたり、だるま落とし一つにも色んな工夫があることを発見していました。

<サーキット>
手押し車に乗って押してもらい楽しそうな子どももいれば、平均台やフラフープでの縄跳びにチャレンジする子どもたちもいました。特に人気だったのが跳び箱で、子どもたちの挑戦心がみられていました。低い段から飛んでみて、一段一段上がっていくドキドキがこちらにも伝わるようでした。

<三輪車競争>
チョークで描いたコースに沿って競争したり、自由に乗ったりしました。コースも自由に描き足してみたり。スイスイと漕ぐ子もいましたが、この日に初めて三輪車が漕げるようになり喜んでいる子もいました。大人が乗るのは大変で、大人が子どもをヒ―ヒ―言いながら追いかけるのも、普段にはない面白さでした。後ろに子どもを乗せて上手に漕ぐお母さんもいらっしゃいました。

<ものづくり>
木のペンダント作りでは、思い思いの絵を描いていました。自分のモノを作るのはもちろん、お母さんに、風邪をひいて来られなかった弟にとプレゼント用に一生懸命作る様子も見られました。
模造紙をつなげた大きな紙には、落ち葉や木の実をつけたりクレヨンで描いたりしました。クリスマスツリーを模る子もいれば、ボンドやグル―ガンで“くっつける”ことに楽しさを見出す子もいました。キャンバスが大きい分、子どもも大人も一緒に活動しやすく、子どもより熱中している親御さんの姿もありました。
お手玉作りは、地元の高齢者サークルの方に協力を得て教えていただきました。お母さんたちが作り方を教わって、4枚の布を縫い合わせて小豆を入れて完成させていました。お母さんたちに交じって、お手玉を縫いあげた男の子もいました。

 

子どもたちの声 遊んだ後に「楽しかった・ふつう・あんまり」の3つの欄の当てはまるものにシールを貼ってもらいました。大人子ども合わせて54人の方が答えてくれました。
楽しかった 50人(子ども 29人,大人 21人)
ふつう     2人 (子ども 0人,大人 2人)
あんまり     2人 (子ども 2人,大人 0人)

その他、準備に参加してくれた子どもたちも、イベントで使われることを想像しながら自由に絵を描くことを楽しんでくれました。
よかったこと 児童館さんと一緒に企画したことで、駅前広場で子どもたちが遊ばないのは、何も無いことに加え、遊んではいけない場所と思っているのではないか?といった、子ども目線の意見を知ることができました。さらに、子どもたちに遊びのアイディアをもらったり、だるま落としに絵を描いてもらったことで、他の子どもたちにも興味を持ってもらい易くなりました。
大学生にも今までの子どもオリンピックを見てもらいました。お母さんたちが楽しみにくいのではないかという意見を生かして、親子で楽しめる遊びという計画をたることができました。

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団体・協力NPO・その他協力者の声

児童館担当者 このプロジェクトに関わる学生が事前に児童館で子どもと交流してプロジェクトがスタートした事は良かったです。元気のよい小学生3年生男の子と遊び、学生は子どもの勢いに圧倒されていましたが兄弟がいない子もおり、お兄さんお姉さんとのふれあいは貴重でした。
  •  事前準備では放課後児童クラブの子どもが大きな模造紙やダンボールにノリノリで絵を描いていました。子どもが協力して大きな絵を描く事は子どもにとっては良い経験でした。当日も壁画を作り、皆で一つの作品を作るのは良いと思いました。
  •  児童館の遊戯室では特に小学生は自由に走り回るには狭く、こういった広い場で子どもが体を動かす企画ができたことは良かったです。
協力NPO 初めての事業で準備が予定通りに進められずに色んな方にご迷惑をかけたり、外でのイベントだったので天気が心配だったりと、始まるまではドキドキすることが多かったですが、当日は子どもも大人も楽しんでもらえてホッとしました。子どもたちのやってみたいことを駅前広場で実現可能な形にするのにどうしたらよいか、なかなか決められずに悩みましたが、大枠が決まれば子どもたちがその中で自由に遊びを広げていく様子を見て、子どもたちの発想力や力強さに助けられました。普段のイベントである子どもオリンピックよりもたくさんの方に足を運んでもらい、みなさんに感謝しています。
その他協力者・関係者 県立広島大学作業療法学科学生さんの感想:今回、県立広島大学作業療法学科の授業の取り組みとして“駅前広場の活性化”をテーマに、どんどこプロジェクトに参加協力させていただきました。多くの子どもたちと保護者の方に参加していただくことができ、楽しく活気あるイベントになり大成功だったと思います。木のペンダント作りや落ち葉や木の実を使ってのアート作りでは子ども達のユニークな発想や面白いアイデアを、三輪車競争やサーキットでは子ども達のパワフルさを感じ、一緒に遊ぶことで新たな発見が多くありました。その他のブースも多くの家族でにぎわい、楽しい時間となりました。
これからも駅前では様々なイベントが開催されるので、幅広い年代の交流の場となり、地域の活性化につながっていってほしいと思います。
この事業で得られたこと 最初に子どもたちが広場でやってみたいことは聞いたのですが、計画段階でもっと子どもたちに参加してもらえる工夫ができたらよかったと思いました。その辺りは、児童館さんとの連携をもっと上手にするべきだったと思います。
一事業所だけでの活動ではなく、児童館さんやボランティアの方々に協力していただいたことで、活動の種類を増やすことができました。今回は児童館さんとの協働事業でしたが、市内の特定非営利活動法人が集まって活動をするような企画など、いくつかの団体が一緒に活動していくことで、活動の幅をお互いに広げていけるのではないかと思いました。

ちゃんくすについて

※2019年に解散