NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2013

日出町児童館

大分県速見郡日出町

障がい者スポーツを体験しよう

タイトル 心のバリアフリープロジェクト~障がい者スポーツを体験しよう~
協力NPO
  • 特定非営利活動法人あっとほぅむぷれいす
  • 特定非営利活動法人レスキューサポート
  • えいぶる・ねっと
その他協力者・関係者 カレイないる日出町母親クラブらんらん♪・大分県立日出支援学校
開催日時

(UD・防災)8月~11月

(スポーツ)12月~3月

開催場所 日出町内
目的 障がいのある人もない人も、隔たりなく協力し合える地域社会を目指す第一歩として、児童館に来館する子どもたちの障がいに対する理解を深め、「障がい者」ではなく「人」として関わることができるような子どもの意識を育てる。
概要
  1. 子どものリーダーとなるチームスマイルメンバーが、NPO法人あっとほぅむぷれいす主催・特定非営利活動法人レスキューサポート協力の福祉体験学習に参加し、障がいへの理解と知識を深める。
  2. 実際に車いす使用者と一緒に町内を回り、災害時の困りごとや避難ルート等について確認する。また、自分たちに何ができるかを考える。(その後体験を踏まえ、障がい者との交流行事、今回はスポーツ体験の企画・運営に参加する)
  3. えいぶる・ねっと・支援学校と連携し、スポーツ体験を行う。(支援学校生徒対象)
  4. 日出町内小学生にスポーツ体験の募集をかけ、支援学校の生徒と一緒にゲームを行う。(スマイルメンバーがリーダーとして動く)

レポート

当日の様子・子どもたちの声・よかったこと

当日の様子 <8月19日…まちの福祉・防災について知ろう~相手の困りを考える~>
NPO法人あっとほぅむぷれいす・カレイなる日出町母親クラブらんらん♪主催の福祉体験教室に、児童館のリーダーとなるチームスマイルのメンバーが参加しました。障がいのある方と実際に接し、何に困っているのか、自分たちには何ができるのかを考えました。

<11月16日…障がいをもつ人・障がい者スポーツについて知ろう>
えいぶる・ねっとの方から、障がいや障がい者スポーツについてのお話を聞きました。知的障がいの擬似体験等も交えながら、今後の交流に向けて「障がい」への理解を深めた上で、みんな同じ「人」なのだという意識へと働きかける機会となりました。

<12月14日…まちの福祉・防災について知ろう~バリアフリー探検隊~>
特定非営利活動法人あっとほぅむぷれいす・特定非営利活動法人レスキューサポート九州の方々の主導で、車椅子での日常生活についてのお話や介助体験、車椅子に乗っての福祉避難所のバリアフリー探検などを行いました。この活動からチームスマイル以外に参加者を募集し、日ごろ児童館を利用している小学生にも「心のバリアフリー」を感じてもらう機会となりました。

<12月21日…スポーツチャンバラ&ボッチャをやってみよう!>
えいぶる・ねっとの方主導で障がいのある子もない子も一緒にスポーツレクリエーション交流を行いました。障がいのある子どもも活動を楽しんでくれ、また自然に同じチームで同じように活動を楽しむその他の参加者の姿が見られました。
子どもたちの声
  • ヘルパーの仕事を体験してみたいと思いました。
  • 障がいを持つ人でも、普通の人と同じようにスポーツができることがわかりました。
  • 私たちと同じ「人」と思うと、いろんなことに挑戦して、すごいと思いました。
  • 自分がいつも当たり前にしていたことが障がいを持つ人には難しいことが分かりました。
  • 困っている人の助けになりたいと思いました。
  • 障がいがあっても、こんなに楽しいスポーツができていると思ってうれしかった。
  • いろいろな人を差別せず、一緒に遊びたいと思った。
  • とても楽しかった。また活動したい。
よかったこと
  • 子どもたちから、障がいがあっても、同じ「人」なのだという気づきの声が挙がりました。また、積極的に「自分にできることをしたい」という意識が多く生まれたようでした。
  • NPOの方々にご協力いただき、児童館だけではできないこと、専門性の高いものを提供できました。
  • ひとつのプロジェクトを遂行することで、当初予定していたNPOの他にも協力団体が増え、広がりを持たせることができました。
  • 子どもたちがNPOの方々と関わることで、障がい者や障がい者を取り巻く環境について関心を持てたと思います。

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児童館担当者・協力NPO・その他協力者・関係者・この事業で得られたこと

児童館担当者
  • 児童館として、以前から取り組みたいと考えてはいたものの、踏み出せずにいた「障がい」に関わる活動が、専門家の協力を得て実施できたことは、とても良いきっかけだったと思います。今後も、今回できた各団体とのつながりを大切にしたいです。
  • 子どもたちには視野を広げるきっかけになったと思う。今後地域で過ごす中で様々なことに気付く、きっかけ作りになったと感じる。
協力NPO
  • 子どもたちに楽しんでもらえたようでよかった。単発で終わるのではなく、今後も是非継続していってほしい。
  • 他のNPOとも関わり、お互いの活動を知ることができ、興味深かった。良い勉強になった。
  • また一緒にできることがあれば、ぜひ協働したい。
その他協力者・関係者 <チームスマイル保護者>
  • 普段障がいを持つ人のことについて学ぶ機会がないので、このような学ぶ機会をつくってくれて嬉しい。
  • 家庭で障がいを持つ人のことについて話をする機会ができてよかった。
この事業で得られたこと
  • 積み重ねの重要性を感じたので、次年度は、チームスマイルを中心に福祉体験活動を継続していきたいです。発展として、日出町独自の課題について取り組むことができればと思っています。また、今回ご協働いただいた、えいぶる・ねっとさんをはじめ、地域の子どもデイサービスや支援学校の方々にもご助言をいただきながら、「児童館としての障がいをもつ子どもの余暇支援」に取り組んでいきたいと考えています。
  • 今回の事業を単発で終わらせずに、どう継続していくかが課題だと思います。一緒に楽しみ、助け合うことを重ねて、相互理解につながると思います。啓発を支えるリーダーを育てたいです。

日出町児童館について

連絡先

住所 〒879-1502
日出町大字藤原2277番地1
(日出町保健福祉センター内)
電話番号
0977-72-0323