NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2013

沖縄市福祉文化プラザ児童センター

沖縄県沖縄市

青空クラブ~青空こどもクラブ・青空ママクラブ・青空おやこクラブ~

タイトル 青空クラブ(青空こどもクラブ・青空ママクラブ・青空おやこクラブ)
協力NPO 特定非営利活動法人国際自然大学校 沖縄校「ネコのわくわく自然教室」
その他協力者・関係者 ファミリークラブ "結"
開催日時
  • 青空こどもクラブ:2013年7月25日(木)午前8時半~午後5時
  • 青空ママクラブ:2013年9月12日(木)午前10時~12時
  • 青空おやこクラブ:2013年9月18日(木)午前10時~午後1時
開催場所
  • 青空こどもクラブ:沖縄県恩納村(万座毛付近海岸)
  • 青空ママクラブ:沖縄市高原(福祉文化プラザ交流ホール)
  • 青空おやこクラブ:沖縄市泡瀬干潟
目的 普段なかなか自然と触れ合う機会の少ない沖縄市内の児童センターに通う小学生、幼児期の親子が身近な場所の自然に触れ合い、水と触れる、生き物を捕まえるなど自然の中での遊びの楽しさを知る機会をつくる。
概要

【青空こどもクラブ】「サンゴ礁の海あそび!」

対象:小学生(20名)

内容:沖縄のサンゴ礁の実"イノー"を観察し、その美しさ、生き物に触れる。

※ライフジャケットの着用、危険生物のレクチャーなど安全対策をNPOが実施。

【青空ママクラブ】「家庭でも活かせる 安全講習会~野外活動~」

対象:乳幼児をもつ保護者(15組)

内容:子ども達と沖縄の外遊びをする際に必要となる安全講習会、応急処置だけではなく、危険生物についてもレクチャーを行う。(MFA応急処置インストラクターが指導)

【青空おやこクラブ】「おやこ干潟のピクニック」

対象:乳幼児の親子(15組)

内容:干潟の生き物や水辺、砂浜での自然のフィールドで遊ぶための教室(野外保育園)

※「青空ママクラブ」「青空おやこクラブ」のみ、当センター・あげだ児童館の両館にて、参加者を募集する。

レポート

当日の様子・子どもたちの声

当日の様子 (1) サンゴ礁で海あそび」  
→ 参加者:児童20名、ボランティア2名、NPO職員3名、児童センター職員4名
(活動内容)
  • 現地までの移動時間はバス内で、海に関するレクチャー(海の生き物、海の危険な生き物等)を受けました。
  • 現地に到着するとライフジャケット着用と安全チェック、バディの確認をしました。
  • バディで、箱メガネ・バケツ・網を持って、海の生き物(魚、カニ、ヒトデ、ナマコ等)を捕まえては、スタッフに「これ何?」と質問しました。
  • 当日は大潮であった為、はじめは深かった海も、遊んでいるうちに潮が引いてきてさらに海の生き物たちの姿が現れました。また潮が引いたことで海のプールもでき、こども達は飛び込んだり、泳いだりしました。
  • もうひとつ面白い探検の一つ「海中洞窟探検」です。みんなで暗い洞窟の中に入って泳いだり、生き物を探したりしました。
  • 帰りのバスの中では、海で出会った生き物について振り返ったり、海の生き物のクイズで、一日の振り返りをしました。

(2)「家庭でも活かせる 安全講習 ~野外活動~」
→ 参加者:保護者12名、NPO職員1名、児童センター職員2名
(講習内容)
(ⅰ)助けるときの心構え、必要な準備
(ⅱ)最も深刻な症状(心配停止)への対応
(ⅲ)身近に起こりえる症状への応急処置
(ⅳ)危険生物、野外活動について知っておきたい事前準備

(3)「おやこ干潟のピクニック」
→ 参加者:乳幼児11名、保護者9名
NPO職員5名、児童センター・児童館職員4名
(活動内容)
  • 海の生き物についてレクチャーを受けた後、干潟あそびをスタート。潮が引いていたので、沖まで歩きながら、生き物を見つけました。ナマコ、タコ、魚、シャコガイ等の海の生き物を捕まえたり、海の中に浸かったりと楽しむ姿も見られました。
お昼頃には浜に戻り、活動の振りかえりを行ったり、弁当を頂いたりしました。
子供たちの声
  • 「サンゴ礁で海あそび」をして、たくさんの海の生き物に出会えてとても楽しかったです。普通のビーチにはいないクモヒトデやウニきれいな魚がとても印象的でした。またこんなイベントがあれば、やりたいです。(小5男児)
  • 深いところに入るのが、こわかったけど、みんなが深いところに入るのを見て、入りたくなりました。洞窟に入って楽しかったです。(小1女児)
よかったこと
  • 昨年度のプログラムが大好評ということもあり、保護者からは今年の協働事業計画を楽しみしている声が計画以前から聞かれました。2年連続で実施できたことは、参加したこども達にとっても大変良かったと思います。
  • 海の活動は、リスクとハザードを兼ね備えていることから、なかなか児童センター単独では実施できない貴重なプログラムをこども達と共に体験することができました。
  • 親子プログラムでは、以前から要望のあった「安全講習会」を取り入れることができたのでよかったです。参加者のニーズに合わせて時間帯や内容で計画できたのは、柔軟に対応できるNPO協働事業だからこそ、実施できたと思います。

児童館・協力NPO・その他協力者の声

児童館担当者
  • 昨年度の「川」とはまた違い「海」では、危険な海の生き物が存在するだけに慎重になるこども、緊張しながらも洞窟体験に参加するこどもなど、様々な姿が見られ、こども達が思いっきり楽しんでいたので大変よかったと思います。昨年度同様、協働事業ということで、安全管理・リスクマネージメントの観点から、こども達への事前のレクチャーや現地の把握などNPO団体の専門スキルの協力を得ながら、こども達へ貴重な体験を提供できました。
  • 親子プログラム内で、保護者の要望であった「安全講習会」を実施することができ、内容もシンプルでわかりやすく、和やかな雰囲気で進めることができたので、よかったです。
協力NPO 内容を更に充実することが出来ました!
沖縄市の児童センターとの協同企画は今年で2年目を迎えました。この助成事業により、新しい関係を構築できた1年目から、今年度はその連携して行う内容を更に充実したものにすることが出来たと思います。「こども達、親子に普段は出来ない自然体験をさせてあげたい」という思いの元、今年は野外に出かける自然体験だけではなく、小さいこども達と外に出かけて欲しいお母さん、お父さん方へ、安全に楽しく自然の中へ出かけるためのノウハウを伝えるプログラムを含めることが出来ました。乳幼児期の小さなこども達を抱える父母の方々にとっては、時間をとってそうした内容に触れる機会が少なく、こども達を安心して預けられる児童センターでの取り組みだからこそ実現したものかと思います。こうした取り組みを実現できたことに改めて感謝致します。
ネコのわくわく自然教室(国際自然大学校沖縄校)
ディレクター 丸谷 由
その他協力者・関係者
  • 足のつかないトンネル(洞窟)でドキドキでしたが、こども達の勇気を見ると弱気になるわけにもいかず、‘いざ‘大人の私でも初めての経験でとぉっても楽しかったです。
(ファミリークラブ‘結’保護者兼ボランティア)
この事業で得られたこと
  • NPO団体と協働することで、児童センター単独では実施できない活動が可能となることを実感した上で、協働事業を進めていく中でNPO団体に頼りっぱなしにならないように、今後も協働・展開できるように努めていきたいです。
  • 協働する中で、地域とのつながりへ展開がまだできていないのが課題です。
  • 今、地域に求められている状況などを情報収集して、次年度は新たにNPO協働事業には積極的に取り組んでいきたいです。

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沖縄市福祉文化プラザ児童センターについて


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連絡先

住所 〒904-2171
沖縄県沖縄市高原7丁目35-1
電話番号 098-930-1695