NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2015

ころころ児童館

東京都町田市

1. 街中が子どもを守る児童館/2. 合同防災訓練

タイトル
  1. 街中が子どもを守る児童館
    合言葉はトリックorトリート!仮装して子ども110番の家を巡ります
  2. 合同防災訓練
協力NPO 玉川学園地区社会福祉協議会
その他協力者・関係者
  • 町田市玉林台駐在所
  • 町田第五小学校PTA
  • 玉川学園町内会
  • 玉川学園商店会
開催日時 10月31日、12月初旬
開催場所 ころころ児童館・館外
目的
  1. 街中が子どもを守る児童館~ハロウィン~

    毎日のように届く不審者情報。児童館として、不審者対策訓練を、職員対象、児童を対象として行っているが、なんとも心もとない。幼稚園、保育園のように、門を閉じることが出来ない児童館では、館外で不審者発見が必須。そのために町の住民が、いつも児童をまた、児童館を視野に入れており、子どもの姿に注目している。そのしかけをこの企画をもって作りたい。

  2. 合同防災訓練

    3.11以来続いている合同防災訓練を、今年度は更に充実させ、災害救助犬を要請したいと考えている。幼稚園・保育園の園児は、訓練慣れしているため、先生の言うことだけを聞けば大丈夫と思っている節がある。実際の災害時にどのようなことが行われるか新しい視点を持たせるきっかけにしたいと考えている。

概要
  1. 街中が子どもを守る児童館~ハロウィン~

    児童館事業としてハロウィンで「子ども110番」の家を巡り、顔見知りになり、いざという時に支援してもらえるようにする。
    ・お話し:ハロウィンで、なぜ子どもが魔物の仮装をするのか?
    ・ 作業:ハロウィンの衣装作り
    ・子ども110番の家巡り:110番の家の確認。チームを作って、巡り、顔合わせをする。

  2. 合同防災訓練(地域の、消防団・警察署・町内会・幼稚園・保育園・児童館)

    ・ それぞれの施設から、避難し、児童館裏の子ども広場に集結
    ・ 災害救助の話
    ・ 避難所まで、危険箇所を確認しながら避難
    ・ 避難所の役割の話を聞く

ころころ児童館

連絡先

住所 〒194-0041
東京都町田市玉川学園3-35-45
電話番号 042-710-1475

レポート

当日の様子

1. 合言葉は「トリック or トリート 仮装して子ども110番の家を巡ります!

事前に(10月8日)衣装作りをし、10月24日、ハロウィンの仮装をした子ども達と共に街中をパレードしPR、10月27日はジャックオーランタン作りをしました。本番の10月31日は予想を超えた大勢の参加者と共に110番の家を巡り、街中がハロウィン一色となった!

2. 合同防災訓練 「広場に災害救助犬が来るよ!」

9月11日、事前研修をし、12月1日、近隣の幼稚園・保育園の園児たちと、災害救助犬の活躍を見た後にふれあいをし、町内会の防災倉庫の見学。子どもの目で見た避難場所のハザードマップ作りをした。

よかったこと

  1. 準備段階から次々と協力団体、協力者が現れ、企画がどんどん膨らんだ。この企画は、子ども「110番の家と子ども」をつなげようという主旨がハッキリしていたので、皆協力しやすかったのだろうと思う。当日はまちをあげての大事業となり、次年度も是非やってほしいという声が寄せられた。自分達も手伝いたい、と名乗り出る人た達もでた。「まち中が子どもを守る児童館」の実現に一歩近づいた。
  2. この企画の「災害救助犬を呼ぼう」が功を奏し、町内会の姿勢が、手伝いから主体的な動きに変わった。その結果、「防災倉庫を子ども達に知ってもらおう」と面白い企画を考え実施。園児達も避難場所の危険点検を積極的に行い、先生たちのサポートもあって見事な発表ができた。この事業を通し、それぞれの団体の枠が取り払われて、同じまちに住む仲間意識ができたのが成果といえる。

子どもたちの声

  1. すごい人でビックリ。仮装を母と一緒に工夫した。パトカーが行列を守ってくれた。お菓子をもらった。110番の家を覚えた(もう知らないお家ではなくなった)。とにかく楽しかった。
  2. 救助犬が賢いのにびっくりした。犬にさわれてよかった。倉庫の中を初めて見た。知らないおじさん(町内会)に親切にしてもらった。

協力NPOの感想

児童館の活動は知っていたが、このような大々的行事をやり遂げてしまうのに驚いた。児童館が音頭をとったので、これだけの団体がひとつになれたのだと思う。児童館の底力を見た思いだった。そして何より楽しかった。

その他協力者の感想

  1. アイデアが良かった。児童館はまちの宝だと思った。110番の家が身近になった。来年もハロウィンをやりたい。
  2. 救助犬の活動に感動した。救助犬をまた呼びたい。

児童館担当者の感想

地域の協力のおかげで、有意義な企画ができた。このつながりを維持・発展させていくために、次年度も取り組みたい。