森の子児童センター
沖縄県浦添市
「第2回 勢理客避難訓練」~海抜2m未満!安謝川に隣接する住民及び企業を重点とした避難訓練の取り組み~
タイトル | 「第2回 勢理客避難訓練」~海抜2m未満!安謝川に隣接する住民及び企業を重点とした避難訓練の取り組み~ |
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協力NPO | NPO法人 琉球二ライ大学 |
その他協力者・関係者 |
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開催日時 | 2016年11月2日 |
開催場所 | 勢理客地域全般 |
目的 |
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概要 |
平成28年
平成29年
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森の子児童センター
連絡先
住所 | 〒901-2122 沖縄県浦添市勢理客1-4-1 |
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電話番号 | 098-874-7610 |
レポート
当日の様子
- 第2回勢理客防災避難訓練執行委員会(6回)
- 防災学習会及びワークショップ
- 第2回勢理客防災避難訓練実行委員会(3回)
- 第2回防災避難訓練振り返り会
第2回防災避難訓練 ~当日~
13:50の防災無線で避難開始。小学校は学校の避難訓練のスケジュールで避難訓練に参加。海抜2m未満の保育園児を近隣企業の社員の皆さんが幼児の手を引いて避難誘導。要援護者の皆さんは地域民生委員の方が車イスを押したり歩行を解除しながら避難にあたった。また、体の不自由な方や、高齢者については福祉避難施設の職員が児童センターに避難誘導を促した。
避難所の体育館に避難してきた地域住民の受入れを、勢理客防災クラブの皆さんと若い世代のリーダーとして西原さんが担いながら避難誘導、安否確認をおこなった。避難途中の誘導も学童指導員が積極的に関わってくれた。また、避難住民の保護者には、苗字で「〇〇さん体育館に~」と声をかけるなどの気遣いが良かった。
よかったこと
- 小学校や企業と協働して開催ができたことは、地域防災の考え方や、在り方を見つめなおす新たな機会となった。
- 地域・学校・児童館・近隣企業が避難訓練で繋がった。
- 3年目の取り組みの中で、2回目の避難訓練は、地域住民が主体となって自主的に動いていた。その中でも若い世代のリーダーが誕生し、当日の避難所を運営できた。
子どもたちの声
- まずは自分の命を守ることが大切だと分かった。
- 避難訓練では、こういう形での訓練が初めてで、6年生が1年生と一緒に避難訓練するのが難しかった。
- 津波の怖さが学習会でわかった。
- 肥満訓練では色々な保護者が来て一緒に避難に参加したりして、もし、津波になった時には役立つと思う。
協力NPOの感想
- 当日の役割や、運営を地域住民が自主的に動いている姿に、これまでの避難訓練の取り組みの継続が着実に地域住民に浸透してきていることを感じた。(NPO二ライ大学 照屋氏)
- 学校現場に地域の避難訓練を取り入れたことは画期的で、これが他の地域にも普及することが沖縄県の防災意識の向上に繋がると確信できた。(なは市民支援センター 稲垣氏)
- 学校や地域の課題を整理するため、ワークショップをしながら思いの高まりをプラスに変えられる大人集団が凄いと思う。(NPO法人一万人井戸端会議)
その他協力者の感想
- 学校の避難訓練の課題・地域の防災訓練の課題を実行委員会の段階から参加でき、開催できたことも良かったが、実行委員会の段階から地域の皆さんとじっくりと議論を交えながら取り組む事ができたことが何より素晴らしいことだと思った。また、初めての取り組みで、新たに学校現場での課題も見えたので今後に繋げていきたい。(小学校教頭)
- 当日の役割や、運営を地域住民が自主的に動いている姿に、これまでの避難訓練の取り組みの継続が着実に地域住民に浸透してきていることを感じた。(実行委員)
- 平日開催が実現できるのか不安だったが、予想を超えた参加者に驚いた(地域の会社職員)
- 今回の避難訓練をきっかけに福祉避難施設としての児童館の枠割について職員でワークショップを開催、当日の避難訓練参加を通して、役割や課題について情報を共有する機会となったので良かった。(児童館職員)
- 平日に災害が起こったたら学童の職員としてどう対応すれば良いのか、実行委員会に参加することで色々な意見を聞きながら勉強になった。(学童指導員)
児童館担当者の感想
- 実行委員会に新たな地域団体や組織が協働する中、目標と目的を共有することが一番難しい三年目の取り組みとなったが、やり遂げてことは大きな成果だと感じた。また、振り返り会でも参加者の意見が否定的な物でなく改善点を多く上げていたことに地域住民の意識の向上を見ることができた。
- 福祉避難施設である児童センターが施設の充実が課題の一つであったが、今回浦添市の防災危機管理室よりLPGガスによる災害時の発電機の設置が決まり、今回の勢理客避難訓練でデモンストレーションを行い、実用の宣伝ができたことは一つ前進であった。