NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2017

橋本市立子ども館・児童館(きしかみ子ども館・はらだ子ども館・友愛児童館・名古曽児童館)

和歌山県橋本市

【RE・RE・リサイクルぱーく】児童館で3R活動を!!&子どもが自ら描いた看板の維持管理と地域への安全啓発

タイトル 【RE・RE・リサイクルぱーく】児童館で3R活動を!!&子どもが自ら描いた看板の維持管理と地域への安全啓発
協力NPO
  • NPOエコランドいと・はしもと
  • NPO八尾市民活動ネットワークセンターつどい
その他協力者・関係者
  • 和歌山県立紀北工業高等学校
  • 橋本市青年指導者協議会
  • 橋本市中学生ボランティア
  • 子育てサークル ほっとシッター
  • 青少年健全育成市民会議
  • 主任児童委員
  • 橋本市立図書館
  • 橋本市放課後ふれあいルーム
  • 橋本市教育委員会
開催日時 2017年7月20日~2018年2月28日
開催場所 橋本市立きしかみ子ども館・はらだ子ども館・友愛児童館・名古曽児童館・県立橋本体育館、市内看板設置場所
目的

A

「子どもも大人も身近なリサイクルに気づき、未来に伝えよう!」
リサイクルとエコをテーマにした体験を通して、リサイクルの意味や自分たちにできることを知り、これからは子ども自ら意識して生活していけるようになり、3Rへの取組みのきっかけとする。

B

2年間通して子どもたちが自ら描いて地域に設置してきた安全啓発の看板をできるだけ長く残せるように、維持管理をし、多くの人に見守ってもらえるようにする。また、このプロジェクトで取組んだ子どもの安全について、啓発し、取組みを広報する。

概要

A 3Rに関する事業に取組み、ESDへの気づきにつなげる。

  • 各児童館にリサイクルボードを設置し、利用者から譲りたい物と譲って欲しい物のコーナーを作って、リサイクルについての情報交換ができる交流の場とする。
  • 子ども対象の事業では、牛乳パックやペットボトルなどの身近な物を使ってのエコ工作を今まで以上に取り入れ、作る楽しさと完成した時の達成感を味わえる機会をつくる。
  • 保護者対象の事業では、小さくなった子どもの服などを使ってリメイクし作品に作り替え、思い出の品として残せるものとする。など、工夫した事業に取り組む。
  • 夏休みこどもまつりや、すこやか橋本まなびの日などのイベントにおいて、リサイクル・エコをテーマに取組み、参画団体それぞれに得意分野での企画を持ち寄り、幅のあるイベント内容とする。
    また、保護者同士が育児用品や遊具・子ども服などで情報交換し、交流できる場を作る。
  • 【RE・RE・リサイクルぱーく】のイメージキャラクターを募集し、リサイクルの取組みに興味を持てるきっかけにする。

B

看板の維持管理をし、地域で子どもを見守る啓発をする。

和歌山県橋本市立児童館について

連絡先

住所 〒648-0085
和歌山県橋本市岸上203
電話番号 0736-32-5094

レポート

当日の様子

今年度のテーマである〝3R(リデュース・リユース・リサイクル)”は、幼い頃から来館していた子が中学生になって、子ども議会の議員として、「子ども館・児童館が子育て中の保護者の交流の場・居場所として、リサイクルを通しての取組みをしていただきたい」との提言があり、それに対して今まで以上に取組むには・・・?と、考えたところから始まりました。

A・B)「夏休みこどもまつり」や「すこやか橋本まなびの日」のイベントでは、手作りやゲームの体験を通して、子どもも大人も身近なリサイクルの意味や自分たちにできることを知るきっかけとなりました。橋本市のごみの分別のカードを作って、「リサイクル神経衰弱ゲーム」というオリジナルゲームを作り、親子で賑やかに楽しみながら知ることができました。その他のブースでも、再利用できる素材を使っての手作りや、遊びを取り入れて楽しく学べる日になりました。

C)【RE・RE・リサイクルぱーく】として、イベント以外にも各館の事業を通して3Rに取組み、再利用して使ったり、作り替えたりして手作りを楽しむことができました。また、児童館のリサイクル事業のイメージキャラクターを作り、名前を夏休み中の各館と「夏休みこどもまつり」で募集し、その上位で「すこやか橋本まなびの日」に決選投票して「りさちゃん」と決定しました。これから児童館と共に親しんでもらえるだろうと喜んでいます。

リサイクルを通して交流の場になれるための取組みとして、各館にリサイクルボードを設置して、「譲ってください」「譲ります」のコーナーで子育て中親子の情報交換をしています。

D)2年間で制作して設置した安全啓発の看板の維持管理をしながら、地域での子どもの見守りの象徴となっています。

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よかったこと

リサイクルというテーマに沿って協働してくれた人たちの得意分野を生かして、それぞれに子どもが身近な物を使って体験できることを考えていただけたので、小さな子どもから小中高生・青年・大人が一堂に会し、楽しみながら体験し、参加者も提供する側も喜びの中で活動することができ、今後も協働体制を継続していけることが確認できました。

子どもたちの声

  • 普段は捨ててしまっている物が、こんな作品に変わるんだとわかって良かった。
  • 今まで知らなかったゴミの分け方が、ゲームで知ることができました。
  • 可愛いキャラクターの名前が、自分で考えた名前になって嬉しかった。
  • ペットボトルやダンボールでこんなゲームが作れて、遊べるんだとわかった。何回も遊びたくなる程楽しかった。

協力NPOの感想

  • 「エコ」という得意分野での協働だったので、自分たちの日頃の活動を知ってもらえることができて嬉しかった。また、スタッフとして中学生も交えて活動することができて良かった。
  • 普段は大人のスタッフとの活動が多いが、児童館と協働したことで、学生と子どもと一緒に活動することができ、皆さんの笑顔で力をもらうことができました。

その他協力者の感想

  • 高校の部活動の成果を地域のたくさんの人に見てもらえる機会となりました。
  • 教師が生徒の柔軟な発想に助けられる思いをした。
  • 地域との連携の場を提供していただけたことを嬉しく思っています。
  • 長い期間を通して児童館の活動が変わって来たのを感じているが、「子どもが中心」であるということは変わっていないと理解できた。
  • 家族での参加者が多く、毎年楽しみにしてくれていることが良くわかりました。
  • 小さな子どもの参加できる場所があって良かった。
  • 色々な人の参加がありますが、「子どものために・・・」の思いが同じであるということが理解できます。
  • 児童館で普段取組んでいることが、協働してみてわかった。
  • 子どもたちが描いた看板が通学路を明るくしてくれています。

児童館担当者の感想

協力していただけた方々のおかげで、今年も無事にプロジェクトを終えることができました。今年度初めて実行委員会形式をとることになり、委員さんには多忙中にも関わらず集まっていただき、貴重な意見を出し合える機会を持つことができ、内容の濃いものとなりました。皆さんの「子どものために・・・」「笑顔のために・・・」「一緒に・・・」という思いが形となり、参加者もスタッフも笑顔で活動することができ、ボランティアスタッフとして初めて参加した子どもたちも楽しみの中で成長してくれたと思います。本事業に関わっていただけた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。有難うございました。