北九州市立南小倉児童館
福岡県北九州市小倉北区
私のお店プロジェクト
タイトル | 私のお店プロジェクト |
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その他協力者 |
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開催日時 | 2017年7月26日〜2018年2月 |
開催場所 | 南小倉児童館・北九州市福祉事業団 会議室・ホールなど |
目的 |
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概要 |
お金や商売について知識を広め、勉強したことを基にして、子どもたちが中心になって、児童館内で、利用児童や保護者を対象に「マイ・ショップ」を開店する
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北九州市立南小倉児童館
連絡先
住所 | 〒803-0852 福岡県北九州市小倉北区新高田町1-10-3 |
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電話番号 | 093-581-2976 |
レポート
当日の様子
- 日本銀行北九州支店見学…日銀の仕事、紙幣の偽造防止についての説明を受けて実際のお札を見て、金額による違いやブラックライトを使って見つけます。
- 紙幣のリサイクルや破損した紙幣の換金についての説明を聞き、子ども銀行券で大きさを経験します。
- お札の数え方の指導を受けて、数えてみたり、いろいろ勉強したことで、一人500円分の子ども銀行券を使ってカードで用意されたカレーの材料を購入します。
- 1億円のお札の量、1千万円の重さを体験しました。
- お金について考えるワークショップを実施…お金ってなに?なぜ必要?マインドマップ作成、お金とは?と、意見をまとめ、市民センターの文化祭で地域の方たちに発表します。昨年度の南小倉校区のジオラマの完成作品も展示しました。
- おこづかいについてのアンケートを南小倉小学校4年、5年生2クラスづつで実施して、アンケート集計を、お店の当日に掲示し小学校へも結果をお知らせしました。
- お店づくりの為のキャッチコピー、店名、お店のマーク等作成を自分たちで話し合いました。
- おこづかいについてのアンケートも自分たちで考え検討して、内容を決定後、アンケート用紙の作成も行いました。
- 商品選びには、協力して下さる「虹のふもと」、NPO「わくわーく」に出かけて、商品について質問をしたり、自分たちの要望を伝えて、前日に搬入後、商品の検品、値札付けもします。
- お店のチラシを作り、小学校で配布、地域へは回覧板に付けて宣伝出来るようにお願いしました。
- お店のポスター・看板の準備、商品の値段表等を準備しました。
- 自分たちの作った物も販売したいと意見があり、スライムを作って販売します。
- 店内の配置や商品の飾り方、レジの準備を児童館にあるもので代用してリハーサルを行いましたが、当日のお客さんが多くてレジが混み合ってしまいました。
- 電卓を使ってのレジでしたが、購入品・お金・お釣りの把握が難しいとリハーサルで気づいたので、商品代合計・現金・お釣りの表を作り記入しました。
- 当日は朝から開店準備を行います。
- 地域のお客さんや他の児童館からのお客さんが、たくさん来店頂いて、レジにお客さんが並んでしまいました。
- お客さんへレシート代わりに用意した手作りカード100枚づつも、すぐなくなってしまいました。
- 参加児童の保護者の方も来店していただき、子どもたちの接客の様子等、見て貰えました。
よかったこと
- 日頃何気なく使っているお金について考える機会ができ、保護者の仕事の大変さに気づくことが出来ました。
- お金についてのワークショップでは、子どもたちが自由に意見を出し合い、自由な発想で、お金とはと、意見をまとめる事ができました。
- お店を開くために必要なアドバイス等、多くの工夫を教えてもらいました。
- 職員では、自分たちの意見を押し付けてしまうことがあるが、子どもたちの意見を上手にひきだしてもらうことが出来ました。
子どもたちの声
- 日銀でお金の秘密・ブラックライトを使っての等の偽造防止について勉強しました。
- お金の数え方、破れたお金の交換の基準、汚れたお金は小さく切ってリサイクルに回すなど、経験しました。
- お店に小さな子どもからお年寄りまで、たくさんお客さんが、きてくれたのが嬉しいです。
- 店員みんなが頑張っていた、もう少し協力すればよかったと思いました。
- お金の計算が大変で、間違えたりすると、お客さんが並んで困りました。
- 呼び込みの声を大きく出すことができました。
- 恥ずかしがらずに大きな声で呼び込みをすればよかったと思いました。
- おすすめ商品が売れて、うれしかったです。
- お店の人は、とても忙しいんだなと思いました。
- 買い物帰りに、みんなが嬉しそうだったので、とてもうれしかったです。
協力NPOの感想
この度は当方としましても大変貴重な体験をさせていただきありがとうございました。「お金」の勉強ということで、お子様たちと一緒にあらためてお金について深く考えることが出来たと思います。
ショップナーは大変な盛況で何よりでした。商売をするという体験を通してお客様「人」との繋がり、コミュニケーションを感じることができ、そこでお金というものがどういう役割を果たしているのかなど、振り返りを是非行ってほしいと思います。
NPOどんどこプロジェクトでは、経年で取り組まれている館ですが、今年度は、これまでの経験を生かしながら、新たなテーマを立てて新たな協働先との取り組みが生まれたことが何よりの成果と見ています。またNPO支援センターとしては、マッチング先の選定・引き合わせと時折の打ち合わせおよび本番日に同席する程度で関わらせていただき、その分、児童館側の子どもおよびNPOなどの関係者それぞれへのコーディネーションが際立ちました。これまでの経験を生かした前向きな意味合いでのリセットの年ともなりましたので、今後のさらなるチャレンをと祈念しています。
その他協力者の感想
市民センター館長の感想…この活動を通しての子どもたちの成長が著しく、素晴らしかったです。
児童館担当者の感想
- 今年のテーマもユニークでした。手作りチラシや案内板もよかったです。ショップナー当日は売り切れ続出の大盛況でしたね。子どもたちの張り切った姿が印象的でした。
- 「どんどこ」の活動が多くの児童館に広がるよう取り組みます。