NPOどんどこプロジェクト

NPOどんどこプロジェクト 2018

名古屋市中川児童館

愛知県名古屋市中川区

「畑から見えるいのちのつながり」プロジェクト

タイトル 「畑から見えるいのちのつながり」プロジェクト
協力NPO 特定非営利活動法人 れんこん村のわくわくネットワーク
開催日時 2018年7月~11月
開催場所 愛西市葛木町、北河田町
目的

名古屋市近隣の農業に携わる方々との触れあいを通して、食材がどのようにして自分たちの口に運ばれてくるのかを共有したいと考えています。また、豊かな自然環境のなかでの遊びや生き物観察などを通して、自然環境の循環を知り、その環の中に自分がいることを体験的に学び、命の大切さを感じてもらいたいと考えています。

「食」「生き物」「いのちをつくる・守る人」「自然を守る人」を、畑を通して知り、命の"循環"と"大切さ"を実感することで、一人ひとりが大切な存在であることに気づいてほしいと願っています。

概要
  1. 畑整備のお手伝い&いのちの循環を知るワークショップ1
  2. 収穫体験
  3. 生き物探し
  4. ごはんづくり
  5. 次期の畑づくり&いのちの循環を知るワークショップ2

名古屋市中川児童館について

連絡先

住所 〒454-0031
愛知県名古屋市中川区八幡本通2-40
電話番号 052-352-3564

レポート

当日の様子

バスハイクで子どもたちと植え付けをした畑に、収穫作業に行きました。取れたての落花生や枝豆をその場でゆでて食べるなど、「植え付け」「収穫」「食べる」という過程を体感しました。植え付けから収穫までの間の畑の整備(草取り)を中高生と一緒に実施し、作物ができるまでには手間暇かかることを知る機会となりました。また、虫探しや土手滑りなど、自然豊かな環境の中で思いきり遊んだことは、児童館近隣ではなかなかできない体験になりました。

児童館内でもプランター菜園づくりをスタートさせ、れんこん村(協働先)のスタッフにも児童館に来ていただきワークショップを開催するなど子どもたちとの交流に発展していきました。さらに、子どもたちが主体的に菜園づくりに関われるよう、育ててみたい野菜を子どもたちと一緒に考え、2月には袋で育てるじゃがいも作りに挑戦しています。

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よかったこと

児童館専用で畑を使わせてもらえたことで、「自分たちの畑だ」という認識が生まれ、継続して参加する子どもが多かったです。多様な大人との関わりから新たな視点を見つけ学んでいく姿が見えました。

子どもたちの声

  • 畑での活動では、畑や水路に住む生き物を見つけては、「これは何だろう」と関心を持ち、生き物たちの役割を知ることに繋がりました。
  • 作物の植え付けから関わることで、成長するまでの時間を体感し、「収穫が楽しみ」「どんなふうに育っているんだろう」と予想することができました。また、「次はこんなもの作ってみたい」と主体的な考えも出てきました。
  • 掘れば出てくる落花生の収穫に夢中になり「もっと掘るんだ」「全部とりつくすぞ」と収穫の喜びを体感しました。

協力NPOの感想

畑での収穫体験のみでなく、広大な木曽川の塩の満ち引きを観察できたことで、自分たちが飲んでいる水のことや愛西市の自然のすばらしさを伝えることができました。また、畑や堤防という遊具もない場所で、自分たちであそびをみつけだし、ダイナミックにあそぶ姿には感心しています。

中川児童館にワークショップで出向いたことで、バスハイクに参加できなかった子どもたちとも関わりが持て、野菜作りの楽しさを広く伝えられ、愛西市について関心を持ってもらえたのはうれしかったです。

児童館担当者の感想

今回新たな試みとして、畑の整備に中高生に関わってもらい、収穫までの間の手間や畑の様子が伝わり作物ができるまでの人の関わりを体感することができよかったと思います。また「収穫体験」だけをイベントとするのでなく、その過程を子どもたちと体感しながら伝えていきたいと思います。