福知山市立下六人部児童センター
京都府福知山市
子どものミカタ どんどこひろば
タイトル | 子どものミカタ どんどこひろば |
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協力NPO | 特定非営利活動法人 京都丹波・丹後ネットワーク |
その他協力者・関係者 |
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開催日時 | 2018年7月~2019年2月 |
開催場所 | 福知山市立下六人部児童センター |
目的 |
事業に企画段階から参加することを通して、さまざまな人との関わりを持つ機会をつくり、成功体験や感謝される体験をする中で、自己肯定感を高めるとともに、遊びを通して、地域の中での居場所やつながれる場づくりに取り組みます。2年間の継続した取り組みやそれぞれの環境の中で、子どもたちは大きく成長し、力をつけてきました。今までの成果を元に、子どもたちが身に付けてきた力を発揮しながら"楽しむ場"、"楽しんでもらえる場"をつくり、次の世代へとつなげていくことを新たな目的とします。 |
概要 |
どんどこカフェ子どもたちが主体となって、地域の高齢者の方々をもてなす形で交流や様々な遊びを企画・実施する。その中で、感謝される喜びや必要とされる喜びを感じ、自己肯定感を高めていく体験ができるようにする。 秘密基地作戦会議地域の近隣施設を利用し、寝食をともにしながらの企画会議・反省会を行う。友だちといっしょに泊まりで料理を作ったり、どんどこカフェやワールドランチの作戦会議をしたりする中で、協調性を養ったり自分のためだけではなくみんなのために何かをするという体験をする。また、地域の近隣施設を利用することにより、自分たちの住んでいる町を身近に感じ、良さを知り、好きになれるきっかけ作りとなるようにする。 ワールドランチ外国にルーツを持つ親子も、隣接する隣保館で活動する高齢者や地域の人たちが自慢料理や郷土料理を持ち寄り、遊びを考え、みんなで楽しむ交流会を実施し、互いの価値観や文化などを受け入れ、協力し助け合える関係づくりを構築する。 |
福知山市立下六人部児童センターについて
連絡先
住所 | 〒620-0842 京都府福知山市字長田2661 |
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電話番号 | 0773-27-3299 |
レポート
当日の様子
- どんどこカフェ 地域の高齢者の方々に、手作りお菓子とお茶でおもてなしをしたり、昔の遊びをいっしょに楽しみました。
- 秘密基地お泊り作戦会議 近隣の宿泊施設を利用し、これまでの反省と次回からの作戦を練りました。
- ワールドランチ 各国の自慢料理などを持ち寄り、会食やゲームをして各国の文化に触れました。
よかったこと
子どもたちの発想力や実行力を生かせました。自分たちが作ったもので喜んでくださる高齢者の方々と触れることで、子どもたちも認められる喜びを感じることができたと思いました。懐かしい遊びを共にすることで、新しくお知り合いになれ、地域の中で出会った時に、お互いに声を掛け合える関係性が生まれました。
子どもたちの声
- 頑張って作ったお菓子を「おいしい」と言ってくださったのが嬉しかったです。
- また、今日のようなことをしたいです。
- 折り紙やけん玉を教えてもらって、とても楽しかったです。嬉しかったです。
協力NPOの感想
子どもたちが自分たちで計画して実施する事の楽しさや難しさを少しでも感じてもらえたと思えるが、今後は下級生にも参加してもらいながら、地域の困り事を解決するために自分たちで考え企画し、実行する事を学んでいって欲しい。
今後もNPOと児童館が協働することで、子ども達も含めた多世代の交流による市民活動の広がりを共に担っていきたい。
その他協力者の感想
参加された高齢者の方から「子どもたちから元気をいただいている」とか、「懐かしい遊びを子どもたちと一緒にして楽しい」との声が届けられています。今後も、このような事業を続けていただきたいと思います。
児童館担当者の感想
この取り組みも3年目になりました。初年度、関わった子ども達も自分たちの居場所や活躍できることを確実に見つけています。私たちが出来ることは彼らの時間にとってごく僅かな時間かもしれませんが、色々な立場の大人たちが関わることの重要性を強く感じています。今年度は、少し形を変えて地域の高齢者の方々と子ども達が繋がれることを考えて行ってきました。初めは子ども達も何をどうしたらいいのか手さぐり状態でした。極力、大人たちは手出しをせず、子どもたちの自主性に任せるよう心掛けてきました。ついつい口出し、手出しをしてしまいそうになるのを我慢することが大変でした。初回を終えて、お泊りで作戦会議を行いました。寝食を共にし、お喋りし、計画を立てる時間は、より一層スタッフの気持ちをまとめることが出来ました。高齢者の方とどうしたら楽しい時間が過ごせるかを考えていくうちに、高齢者の方にも主役になって頂けるよう、昔の遊びをしてはどうかという意見が出ました。自分が認められることで人も認められ、それぞれが活躍できる場の必要性を感じ取ってくれたようでした。高齢者の方も、子ども達がする「おもてなし」を楽しみにしてくださるようになり、「お友だちにも声掛けしたよ」と言ってもらい、少しずつではありますが「どんどこカフェ」の輪が広がってきているのを感じます。
3年間を終えて、協働NPOとの関わりも変わっていき、今後はこのプロジェクトに頼ることなく自力でこの活動を続けていかなくてはならないと思います。