大阪府立大型児童館ビッグバン
大阪府堺市南区
ビッグバンこども劇団プロジェクト
タイトル | ビッグバンこども劇団プロジェクト |
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協力NPO | NPO法人 SEIN |
その他協力者 | 劇団プレイング |
事業期間 | 2019年4月~2020年1月 |
開催場所 | 大阪府立大型児童館ビッグバン こども劇場 |
目的 |
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概要 |
こどもたちによる演劇、および劇場運営を実施する。
ビッグバンこども劇団1〜4を通し、保護者、並びに、劇団プレイング(舞台全般)、SEIN(進捗確認)、ビッグバン(事務局)3者と、細やかな調整、連絡を行う。 |
大阪府立大型児童館ビッグバンについて
連絡先
住所 | 〒590-0115 大阪府堺市南区茶山台1-9-1 |
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電話番号 | 072-294-0999 |
レポート
当日の様子
はじまりのミーティング(7/20)から13回の稽古ミーティングを重ね、こども劇場公演(1/4)、翌週にふりかえりを実施しました。回を重ねるごとに、サポートする大人たちとの距離感、こども同士の距離感が、徐々に縮まっていく様子を感じました。ミーティングを折り返した頃、こどもたちから、作品作りへのアイデアや意見が活発に出てくるようになりました。劇団名「酸素デザイン」も、子どもたちがつけた名前です。「魔法使いの弟子」「猫とアフロディテ」「のんびり殿様」という3つの劇を上演しました。公演当日は、緊張感を持ちながらも、互いの信頼感からか楽しむ様子も見受けられ、ふりかえりでは、こどもたち自ら、続けたいという気持ちを、伝えてきてくれました。
よかったこと
多くの来館児童が小学3年生以下という現状であり、既存広報では年長児童へのアプローチが非常に厳しい状況でした。SEINにより学生演劇の指導・舞台監修が可能な地元劇団、劇団プレイングとつながり、双方のそれぞれの連携先へ情報発信し、応募者へつなげることができました。また、本事業全体においても、SEINの中間支援組織としての役割、劇団プレイングの専門分野が十分に活かされた事業運営ができました。
子どもたちの声
当初、こどもたちは年齢差のある中で、作品を作り上げることに不安を感じていたようでしたが、ミーティングを繰り返していく中で、対等にお互いを受け入れ合うようになってきたようでした。ふりかえりアンケートでは、回答者全員が参加して楽しかったという回答を得ることができました。そして、この劇団が、それぞれのこどもたちの居場所となり、今後も続けたい、続いて欲しいとサポートするおとなたちへ伝えてくれました。
協力NPOの感想
大型児童館として、近隣地域のこどもたちと関わる団体とのつながりが希薄であり、協働で事業を行うことが少ないという前提課題に対し、中間支援組織として地元劇団及び近隣のこども関連施設や団体をコーディネイトいたしました。
それに対し、ビッグバンは完全に開かれた事業を運営され、こどもたちの主体性と協働先の劇団プレイングの専門性を活かし事業を達成されました。
その他協力者の感想
劇団プレイングでは中学生や高校生の役者が参加した事はあるのですが、小学生の役者は初めてでした。小学生の子どもでも言えば伝わるし、一つの作品を創る為に一生懸命でした。今回のプロジェクトは「子どもだから」という認識を改める良い機会となりました。次回はもっと難しい事にもチャレンジしていきたいと思います。
児童館担当者の感想
NPO法人SEIN、劇団プレイング、当館の3者がおとなチームとなり、こどもたちと協働することにより、こども劇団を立ち上げることができました。こどもたちと対等な協働関係でいられるように意識して接し続けた結果、事業終了時、こどもたち自らが「続けたい」という意思を示し、表現・発信する場所を培うことができました。本事業によりNPOと連携することにより近隣地域へつながる機会を持つことができたことは、児童館として大きな成果になりました。