福知山市立南佳屋野児童館
京都府福知山市
小さな地球村 ごちゃまぜ広場 at Jidokan!
タイトル | 小さな地球村 ごちゃまぜ広場 at Jidokan! |
---|---|
協力NPO |
|
その他協力者 |
|
事業期間 | 2019年4月26日~2020年2月9日 |
開催場所 | 南佳屋野児童館 |
目的 | 子どもはもちろん、この地域に住む人たちみんな-大人、高齢者、障害のある人、外国にルーツを持つ人など様々な人たち-が児童館に集い、一緒に遊び、学び、食べることで、地域に住む者として、隣人としてのつながりを持ち、お互いの違いを認め合い、理解しあい、助け合い、みんなで子どもを見守り育てる地域にしていく。そして、その中で子どもたちは、自然にそれぞれの違いを感じながらも認め合うことが出来るようになり、こころ豊かに成長していく。児童館をそのような場にすることを目指す。 |
概要 |
定期的に、誰が来ても良い児童館「小さな地球村ごちゃまぜ広場」を開設する。 「小さな地球村ごちゃまぜ広場」の内容
工夫
|
福知山市立南佳屋野児童館について
連絡先
住所 | 〒620-0864 京都府福知山市字前田33-24 |
---|---|
電話番号 | 0773-27-5260 |
レポート
当日の様子
誰が来ても良い児童館「小さな地球村ごちゃまぜ児童館」を定期的に開設しました。その中でイベントを行い、地域の人や外国にルーツのある人に声をかけ、児童館に集まりました。
「小さな地球村ごちゃまぜ児童館」
・それぞれのルーツの言葉や文化、習慣を知る「カマヤンパーティー」(フィリピン)、「ワールドお楽しみ会」を行いました。
⇒異文化を知って経験してみることで、広い視野を持つことができました。言葉はコミュニケーションの手段であり、言語が通じなくてもコミュニケーションをとる中で新たな方法や考え方に気付くことができました。地域で一緒に暮らしている外国にルーツのある人達の歴史や文化について、遊びや食などの身近なものから学び、触れることができました。
・日本の伝承文化を体験する「ティーセレモニー(茶道)」や「盆ダンスフェスティバル」、「昔ながらのもちつき」を行いました。
⇒日本に住んでいても伝統文化を体験することがなかった様子で、外国にルーツを持つ人や、子どもたち、地域に住む人達が楽しく参加してくれました。地域住民の方たちも積極的に楽しく協力してくれました。特に浴衣を着て集うことや茶道の経験はみんなが興味深く体験しました。
・学んださまざまな文化などを実際に体験する「どんなもんだ!田舎体験」や「防災教室」「防災BBQ」を行いました。
⇒留学生と子どもたち、地域の人たちが集い、言葉や文化を超えて、どろんこドッジボールや五右衛門風呂などたくさんの田舎体験をしたり、起震車を児童館に呼び地震体験やすいとんの炊き出し体験をしたり、炭で火を起こしてのBBQを行いました。
よかったこと
- 様々な国の留学生、技能実習生、地域の皆さんなど、多様な方に参加してもらい、お互いに存在を知り、歩み寄り、交流をすることができたこと。
- 自治会長に理解、協力していただき、普段は来られることのない高齢者や子どもの保護者などの参加があったこと。
- イベントの日ではなくても、地域の方が子どもに声をかけたり、技能実習生があいさつをして児童館前を通ったりして、地域みんなで助け合いながら暮らしてく姿に近くなったように感じたこと。
子どもたちの声
- 世界の国がどんなことばを使っているか、あいさつなどの世界のことばがわかった。
- 食べものを一緒に作って楽しかった。
- いろいろな人に自分から声をかけることができて、友だちになることができた。
- 外国の人とふれあえてよかった。
- たくさん話すことができてうれしかった。
- 世界の人にもっと自分からも話しかけたい。
- みんなと協力していろいろ作ったりすることが楽しかった。
協力NPOの感想
どんどこPJとしては今回が児童館との最後の協働になりますが、目標としてきた「児童館をごちゃまぜ児童館に」という思いが、少しずつ実現してきたように思います。せっかく動き始めた歯車を、今後どのような形で継続させるかが、児童館にとってもNPOにとっても大きな課題となる中で、連携の新たな形を模索していきたいと思っています。
その他協力者の感想
地元自治会の役員として参加をしましたが、イベントも通じて地域が明るくなり、子どもも大人も元気になっていくのを感じました。
児童館担当者の感想
知らない世界に積極的にかかわることができなかった子どもたちは、職員と一緒になって地域の人や留学生、技能実習生など様々な人との関わりを持ちました。そのことで、他国の言語や他国の文化に対しても、抵抗感なく興味津々で関わることができました。子どもたちが自分から地域の人や、外国の方に声をかけたり協力したりすることができたことから、様々な文化を知り、子どもの世界が広がったように思いました。そして、地域に住む外国にルーツのある子どもや異年齢の子どもにも優しく関わることができるようになった子が増えたように感じました。職員もチャレンジをしてみる気持ちを持つなど、子どもたちと一緒に成長することができました。