南城市立シュガー児童館
沖縄県南城市
とびだせ ハートの海 ~佐敷干潟から学ぶ~
協力NPO | サンゴ守りんちゅ |
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その他協力者・関係者 |
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開催場所 | 佐敷干潟、南城市立シュガー児童館、第4回南城市まつり会場 |
目的 | 南城市は沖縄本島南部の東海岸に位置し、天然の砂浜ビーチ、干潟、サンゴ礁等の豊かな海が残されたまちであり、市形がハートの形をしているのが特徴である。本市の北部には絶滅危惧種のトカゲハゼやシオマネキ類などの貴重種を始め、貝やゴカイなどの底生生物など、様々な生き物が生息する佐敷干潟がある。本市の未来を担う子どもたちが、より深く海のことを知り、学び、守り、愛着と誇りを持ち、美しい本市の海を未来へつなげるための海の保全活動と啓発を目的とする。 |
概要 |
※採択時の情報です。新型コロナウイルス感染拡大予防のため内容が変更になる場合があります。 目的佐敷干潟の保全活動と啓発 内容
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南城市立シュガー児童館
連絡先
住所 | 〒901-1403 沖縄県南城市佐敷字佐敷315-2 |
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電話番号 | 098-947-0055 |
レポート
当日の様子
海のことを知り、学び、守り、愛着と誇りを持ち、美しい南城市の海を未来へつなげるために佐敷干潟の保全活動と啓発を行いました。
その為に佐敷干潟でフィールドワークを行い、自然の豊かさと生き物の多様さを学び、学んだことを表現するため、干潟に生息する生き物の人形を制作し、コマ撮りのアニメーション動画を制作しました。
制作した動画は多くの人の目に触れるよう配信サイトへアップロードし、最後に干潟の保全活動としてビーチクリーンを実施しました。
よかったこと
知識と経験のあるNPOと協働することで、長期に渡るプログラムでも目的を見失うことなく活動することができ、参加した子ども達からは自由で柔軟な発想を表現することの大切さが得られました。
人が集まる機会や発表する場の喪失等、コロナ禍で活動に制限がかかる中、発表形式を人が集うパネルシアターから動画へとシフトしたことで、学習活動における表現方法の新しい在り方を示せたと思います。
こどもたちの声
- 干潟の良さが載っている写真集を作ってみんなに見てもらいたい。
- 自然であふれた干潟を目指すために、ごみ拾いを通して生き物と関わるイベントを実行してみたい。
- 干潟を守るために、ポイ捨てをしないこと等、身近なことから意識してやる。
協力NPOの感想
私たちの身近にある干潟で、カラフルなカニから地味だけど愛くるしいイソアワモチまで、季節を通してたくさんの出会いがありました。子ども達が大きくなって豊かな干潟に立った時、どんどこプロジェクトの思い出が蘇ることを願っています。
その他協力者の感想
観察した自然や生きものを何らかの形で表現するという活動は、生きものを分析的に見る眼と、創造的な感覚の2つを養うものだと思います。活動を重ねる中で、子どもたちの理解が深まり表現が工夫されていく様子が素晴らしいと感じました。
児童館担当者の感想
どんどこプロジェクトは本市でも初の取り組みであり、また、コロナ禍において実施できるか不安もありましたが、成功に終わることが出来てホッとしています。活動にご協力いただいたサンゴ守りんちゅやしかたに自然案内の皆さんには大変お世話になりました。
今後はコロナ禍における活動の在り方を模索しながら、本活動をさらに発展させ、海の保全と啓発普及に努めていきたいと思います。そして10年後、20年後に振り返った時、「昔はキレイだったね」ではなく「今もキレイだね」と言えるような干潟が残っていることを願っています。