鴨島児童館
徳島県吉野川市
どんどこつながれ~未来へはばたけ子ども達Project2020~
協力NPO | NPO法人 眉山大学 |
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その他協力者 |
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開催場所 | 鴨島児童館又は館外地域家庭や活動場所 |
目的 | 子ども達が身近に感じた一昨年のプログラムよりつながりを意識し、関わりを深めて物事の見方や考え方を理解する。世界レベルで新たな価値観を得ることができ、協調・協力の必要性がわかる。 |
概要 |
※採択時の情報です。新型コロナウイルス感染拡大予防のため内容が変更になる場合があります。 今年度も、NPO法人 眉山大学の協力のもとで、国際交流を深めていきたい。NICEの国際ワークキャンプにあわせて、日本の大学生と他国のボランティアメンバーが児童館に滞在し、子どもたちと共にプログラムの企画・運営をする。また、冬にはサンタがお家にやってくるというプロジェクトや、クリスマス会なども一緒に考案していきたいと思う。そして、今年繋がりができた農家へ行き、農業体験も実施。自分たちで作ったお米を使って餅つきを行いたい。また、様々な国の方とお手紙や年賀状の交換をし、子どもたちと他国の方を繋げていきたい。そして、その様子などをまた、子ども放送局にて動画配信していく予定。2018年、2019年を継続しながらも、新しいことにどんどんチャレンジしていきたいと思っている。 |
鴨島児童館について
連絡先
住所 | 〒776-0014 徳島県吉野川市鴨島町知恵島1208-2 |
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電話番号 | 0883-24-2379 |
レポート
当日の様子
今年度のどんどこプロジェクトをどう進めていくのか悩みました。実際人と人との距離を保つことは、子どもたちでは本当に難しいので、去年のように海外の方が児童館へ来るということが全くできない状況になりました。また、緊急事態も発令され、自粛になった時期もあり、今年度はできないかもしれないと思いました。しかし、眉山大学理事長はピンチをチャンスに変える素晴らしい力があり、会えないならばオンラインで繋がるという新しい企画を生み出してくださって、今年度はオンラインを主にどんどこプロジェクトを進めていく形になりました。
は、大学生のボランティアメンバーが徳島まで来てくれたので、眉山大学からオンラインで繋がり、乳幼児クラスではダンスや手遊び・紙芝居などを、児童クラスでは製作やゲームなどをして親子を楽しませてくれました。
また、冬にはロシア・メキシコ・スペイン・ベルギーなど、オンライン海外と子どもたちで繋がることができました。ロシアへはビデオレターを送ったり、メキシコへは年賀状を送ったりと、入国制限があり日本へ来ることができない方々とも交流することができ、とても貴重な体験になったと思います。
冬に関しては、日本の学生さん全員がPCR検査を受けて陰性を確認してから徳島へ来てくれて、子どもたちと会えることができました。夏ではオンライン上のみだったのが、実際に会うことができて子どもたちもとても喜んでいました。
コロナ渦の中なので、子ども放送局での取材にはなかなか行けませんでしたが、地域のダンスサークルの先生に、放送局のテーマソングにダンスの振り付けをつけていただき、子どもたちに踊ってもらったり、学生の皆さんがワークキャンプの様子を動画にしてくれたりと、少しずつ更新していきました。
また、眉山大学と共に、全国一斉凧揚げイベントにも参加させていただき、凧にイラストを描きました。生憎の雨で、館庭で飛ばすことはできませんでしたが、全国の大型公園などとオンラインで繋がって、一緒にコロナ終息の祈願をすることができました。
その他にも、中学生にオンライン上で大学生が勉強を教えてくれました。夏の宿題や、わからないところを教えてもらっていました。
よかったこと
今まではあまり考えたことがなかったオンラインを使うことで、世界中の人々と繋がることができるということに気付くことができました。私たちだけでは無理なことも、眉山大学と協働することによってできることが今以上に増えていくことが素晴らしいことだと感じられました。
新しい生活様式になり、今後どのような状況になっていくかわからないですが、オンラインの使い方が解っていることによって、また自粛要請になった場合などにも子どもたちの安否確認やあそびの提供などができるので良かったと思いました。
こどもたちの声
オンラインで東京や大阪、ロシアやメキシコなど世界中の人たちと繋がれたのがとても嬉しかったです。そしてゲームをしたり、一緒に工作したりできたのも楽しかったです。
協力NPOの感想
今年度は、春頃から始まった新型コロナ感染の影響で、人と人との接触を減らしてウィルス感染を回避しなければならないということ、児童館の現場ではボランティアと子ども達の接触を直接行わないところから始まりました。
そこで検討したのが「オンラインでの交流」でした。大人の世界ではリモートワークやオンライン飲み会などが実行され、大学生もオンラインで受業に参加している状況を参考にして、児童館でもオンライン交流に取り組みました。
現在もオンライン児童館として取り組みは継続中ですが、良い点や改善点などをあぶりだしながら活動を続けています。
現役大学生がボランティアとして運営に参加してくれたことで、若い世代のインターネット技術の利活用方を児童館に取り込めた点がとても助かりました。
さらに、オンライン交流を子ども達と重ねることで見えてきた課題を改善する中で、この取り組みを続けていきたいというサポーターも現れて、継続した協働活動になる予感がしています。
児童館担当者の感想
新型コロナ感染症の影響を受け、今年度どんどこプロジェクトが開催できるのかとても不安だったのですが、眉山大学さんのおかげで無事に活動することができ感謝しております。今回はオンラインでの交流という新しい形ができました。オンラインで世界中の人たちと繋がる経験は子どもたちにとって非常に貴重なことであり、今回学んだことを今後様々な場面で活かすことができると感じました。