三和児童館2つめの企画が8月22日(水)児童館下の駐輪場で行われました。前日の不安が的中し、時折激しい雨が降りました。この日朝、金沢には「大雨警報」も一時発令。雨の合間をぬってテントも建てられました。「雨が降っても装置は水ものだから」と、スタッフの櫻井さん。コアメンバーも入れて総勢115人の子どもたちが「水すまし号」に触れ、水を汚さない貴重な体験をしました。
朝早くからコアメンバーは、1回目の玉ねぎの皮で染めた手ぬぐいを頭に被って、カレーづくりのお手伝いです。100人を超える量は半端じゃありません。熟カレー、二段重ね、バーモンドの3種ブレンドカレーです。パイナップルも入ってます!
時計が11時を回り、お昼の時間が近づいてきました。体育館に全員集合して、今日のカレーづくりを手伝った子どもたちの紹介。続いてパネルを使って協力団体「いしかわ水辺再生研究会」の櫻井さんが、わかりやすく「水すまし」の説明をします。「みんな。台所で使った水は最後はどこへ行くのかな?」「海~!」と、元気な声が上がります。
そのころ体育館隣りの部屋は戦場です。児童館スタッフさんが100人を越える子どもたちのカレーをお皿に盛り付けます。全員が揃ったところで「いっただきま~す!」この手際の良さは、毎年の積み重ねで生まれたそうです。
3階の児童館から、食事の済んだ子たちが、お皿とスプーンを持って降りてきます。テント入り口で「汚れ落とし」の布をくばったり、水洗いや、最終の食器拭きの仕事を、6年生のコアメンバーたちがてきぱきとさばきます。やがてテントの中は食事の済んだ子どもたちであふれ出しました。
自分の食べた食器洗いに真剣です。途中でスコールのような大雨も落ちてきます。水洗い係りの子は傘を子どもの方に向けるので、ずぶぬれです。あふれる子どもに時間差をつけて3階から降りてもらうようにしました。全部済んだ子は3階に戻って「楽しかったぁ~」と報告。それを聞いた子は、お皿をなめながら「まだぁ~!」と、順番待ち。まるで人気のジェットコースターの順番待ち状態です。
きれいにお皿を拭いた子たちが水槽を観察します。「すげぇ~!汚れとらん!」「きれいや、きれいや!!」不思議そうにのぞき込みます。
突然のスコールに逃げまどったり、雲の合間から夏の日差しが顔を出したりと、1時間少しの短い時間がとても長く感じた「水すまし」。そして115人の壮絶な食器洗い!!食べた後の食器の洗い方を、お家で教えてあげることができたかな?
「いしかわ水辺再生研究会」のみなさん。そして三和児童館の上野さん。後片付けご苦労さまでした。
コメント (1)
子どもたち、ちゃんと前回の手ぬぐいを頭に巻いていますね!
投稿者: 吉田建治@日本NPOセンター | 2007年08月24日 15:19