金沢NPOのどんどこプロジェクト

お知らせ

2008年03月06日

三和児童館で、かんばん見学とふりかえりをしました。

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 2月24日午後3時から、三和児童館で「ふりかえり」を行いました。急な連絡ということもあってふたつのNPOの方々と、三和の上野さん、浅野町の三浦さんとで、「準備」「実行」「今後」とパートを分けて話し合いました。

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 準備段階での初めての不安。実行段階での居直り。今後については三和児童館から「かえっこバザール」の継続。NPOの自遊創生団からは「移動フリーパークを夏にぜひ児童館で!」という話も出て、この取り組みがじわじわ他の児童館へと広がるための仕組みと、児童館側がNPOを選択できる環境が欲しいという意見も出ました。児童館に魅力あるメニューを提供できるNPOの発見です。

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 芸術村で作られた「くるくる回る看板」は児童館の前で迎えてくれていました。そのモデルとなった「カメ吉くん」は、寒いので冬眠中でありました。彼が目覚めた頃、新たな取り組みの準備がはじまっていることを願って・・・・・。
 

2008年01月07日

くるくる回る三和児童館の看板が「できたどぉ~!!」

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 待ちに待った三和児童館「くるくる回る」最後のプロジェクトの日がやってきました。
会場は金沢市民芸術村アート工房です。金沢市民芸術村には三つの工房があります。各工房ごとの市民運営が特徴です。「アート・アンツ」はアート工房を拠点に活動する、アートボランティア集団です。今回はチームから現役中学美術の先生、長原さんをメインに、アート工房ディレクターの渡辺さんが担当してくださいました。

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 児童館職員の上野さんとNPO担当メンバーとの、製作手順についての打ち合わせが年末の30日にあり、材料となる空き缶やベンチ椅子の加工を、当日まで準備することになっていました。
 年が変わって1月5日(土)午前10時。子ども達がやってきました。「くるくる回る」シリーズの中心となって頑張ってきた6人の子ども達にとっては、6人だけでつくる思い出の作品づくりです。
 白で塗られたアート工房には、すでに材料が準備され、くるくる回る仕掛けの完成した看板もあります。長原さんから、手順についての説明を受けます。
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 作業はふたつのグループに分かれて進めることになりました。ひとつのグループは看板枠への色塗りとコンクリートの土台づくりです。
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 もうひとつのグループはアルミ缶を開いた板を使って、文字やカメのパーツを作ります。アルミ缶を開いた板を合わせて下地をつくり、原画に書かれた文字をトレースして下地のアルミ板に転写します。こちらはなかなか地味な作業が続きます。
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 塗装係りは次の作業、カメの形の土台づくりに入りました。ダンボールで型枠をつくります。パイプ椅子を解体して作った外枠にもカメを書きます。
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 こちらのグループは板への転写が済んだら、アルミ板を一端ばらばらにし、「打ち出し」という方法で文字やカメのパーツに立体感をだします。
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 油粘土の塊りの上にアルミ板を置き、転写された文字に沿って、カナヅチで根気強くダカネを叩いていきます。広いアート工房の中に「トントントン」という打ち出しの音が響きます。
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 こちらでは、長原さん、渡辺さんと外枠のチェックです。「ここにもカメを置こうか?」次ぎの段取りが進んでいるようです。そして12時半すぎ、児童館の上野さんが調達したお弁当が届きました。アート工房スタッフルームで、待ちに待った昼食のひと時・・。
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 30分ほどの昼食の後、休む間もなく「打ち出し」の済んだアルミ板をパズル合わせのように組み立てテープで貼ります。こうして表裏二枚の下地板が完成です。
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 浮き出した文字が見えやすくなるよう、盛り上がった文字に色を塗ります。一方外枠づくりは、おもちゃの小さなカメを外枠のパイプに針金でくくりつけてから、接着剤で固めます。
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 着色の済んだアルミ板は、強力な温風を噴出す暖房機の前で乾燥させます。この温風のおかげで、塗料乾燥の時間が随分節約できました。くるくる回る板の両面に、仕上がったアルミ板を両面テープで貼り付けます。
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 ちょっと額縁サイズで苦労しましたが、両面にアルミ板が貼れました。次はこれに釘打ち作業で額を取り付けます。空き缶の底はカメの甲羅に変身しました。エポキシ系の接着剤を甲羅1枚づつに塗って、釘で固定し貼り付けます。
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 根気のいる作業が続く中、土台のコンクリート入れ作業の準備ができました。一方、気がつくと工房の中では、次の作品展のために、アートアンツのスタッフが隣で準備を始めていました。
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 両面の甲羅貼りがやっと終わりました。最後の仕上げ塗装が済み、いよいよパイプ椅子で作った外枠と、くるくる回る看板の組み立てが、長原さんと渡辺さんの手で行われます。
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 この緊張の一瞬に「なんやらおもしいことやっとるぞ・・」と、作業の終えたアートアンツのみなさんもギャラリーで集まりだしました。もう少しの完成を前に、子ども達も不安げに見守ります。
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 そして無事合体成功!!さぁ後は土台にコンクリートが入ります。全部で15kgの分量が入りました。外枠と回転板を合わせると20kg近くの、台風でも飛ばされない看板になりました。記念に土台の上にはイ二シャルを書いたビー玉や、小ガメを埋め込んで飾りつけをします。
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 かわゆくも、なんとも前衛的なアート作品に仕上がりました。コンクリートの土台はこのまま乾燥させ、後日三和児童館に搬入します。建物を階段で上がる三階の玄関に、20kg近くの看板を、さていかに運ぼうかと、児童館の上野さんは腕組み状態なのですが、外はすっかり日が落ちて時間は5時です。なにはともあれ「完成~!」気分でアートアンツさんからも記念写真を撮ってもらいました。
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 6年生の子ども達が6時間も集中できた作業の一日。きっと仲良しグループ最後の小学校生活の思い出になることでしょう。そして児童館を訪れるたびに、カメの「かめ吉」の横で「ようこそ・・」と出迎えるアートな看板を見て、「仲間とつくった達成感」を思い出すことができれば、素敵ですね。 
 ※後日、三和児童館玄関に設置された「くるくる回るアートな三和児童館」看板写真を掲載します。し  ばらくお待ちください。

 ●同企画は金沢市民芸術村のブログ「芸術村ジャーナル」1月10日付けにも掲載されています。
  こちらもどうぞご覧ください。


 

2007年09月24日

「かえっこバザールin三和」 おもちゃがくるくるまわったぁ~!

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 9月22日(土)午後1時から3時まで、三和児童館1階の三和公民館集会室で、3回目のNPOとの協働プロジェクト「かえっこバザールin三和」(おもちゃ交換会=おみちゃは回る)が、スタッフ、参加者延べ100名を越えて開催されました。
 「かえっこバザール」とは、福岡在住の美術家・藤浩志さんが提案されたおもちゃの物々交換市です。金沢21世紀美術館がオープンした2004年、このプレイベント「子どものためのプログラム」として金沢に登場しました。その時スタッフで参加した今の金沢エコライフくらぶが、金沢21世紀美術館からかえっこ開催グッズを引き継ぎ、その後、こどものための環境教員プログラムの一環として、展開しているものです。

 午前10時に到着した沢山のおもちゃを「なかなかなもの3ポイントの青」「まぁまぁなもの2ポイントの黄」「そこそこのもの1ポイントの青」に区分けして並べます。「これゃすごいもの」はオークション用のテーブルへ。仕分けの最中に早くも「これ!かわいい!!」と、スタッフの子たちは、先取りの喜びです。
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 会場は持ってきたおもちゃをポイントに査定して、ポイントカードを発行する「バンク係」。欲しいおもちゃのポイントをカードから引く「ショップ係」そしておもちゃのない子のためにポイントがもらえる「ケーム係」の各コーナーが準備されます。ケームのルールを誰が係になってもわかるように、書いたものを準備します。
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 12時近く。大体の準備ができました。お昼のお弁当を食べて本番に備えます。
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 さぁ!準備はばっちりです。スタッフの子どもたちはそれぞれの持ち場を確認。午後1時、会場の扉が開きました。
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 子どもたちが入ってきます。「バンク係」はとても迷いながらポイントをつけます。おもちゃのない子にはカードだけを発行し、ケームコーナーへ行ってもらいます。持ってきたおもちゃから早々とオークションものも現れました。
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 ポイントゲット用には三つのケームが用意されました。これを「かえっこワークショップ」といいます。
 オークションで高いポイントを稼ぐのに、何回もゲームをする子もいます。一番長蛇の列は「じゃんけんゲーム」。3回やって勝った分のポイントがもらえます。じゃんけんお兄さんがとても弱いので、みんな大喜びです。
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 隣りのコーナーは「輪投げゲーム」。高速ハイハイで列についた赤ちゃんに、みんな大笑い。
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 「ボーリングゲーム」では、倒したピンの数でポイントがもらえます。下のヒモを引くと、倒れたピンが一斉に復元されるすぐれものです。
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 「ゲーム係」は、ポイントを上げます。「ぼくは5ポイント!」と、黄色の2ポイントおもちゃの中から、欲しいものを探します。
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 30分係を引き受けると7ポイントもらえるウワサが広まると、次々と係を志願する子どもが増えてきます。お目当てのオークションおもちゃゲットの子は、1枚35ポイントのカードを、係に志願して、ゲームとあわせ2枚以上つくりました。
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 子どもたちの目はおもちゃに釘付けです。宝物を前に、顔がほころんでしまいます。
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 気に入ったおもちゃをゲットした子どもたちです。
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 「これは楽しいわ!!」と、立ち話のお母さんも、ケームでポイントを稼いで、お気に入りをゲットしてしまいました。
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 2時30分になりました。いよいよおまちかね「こいつはすごいおもちゃ」のオークションの始まりです。
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 「さぁ、これは5ポイントからだよ!」オークション係のお兄ちゃんの声に、手を上げて自分が持っているもっと上のポイントを言い合います。欲しかった巨大ミッキーを、がんばって手に入れた小さな子もいます。
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 あっという間の2時間でした。この日発行したポイントカードは130枚を超えました。このポイントは別の会場でも、又来年も使えます。午後3時すぎ、会場では後片付けが始まります。
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 片付いたらおやつの時間。焼き芋とジュースでNPOさん達と、感想を語り合います。最後は持ち込んだ時より少なくなったというおもちゃを車に運んで終了です。
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 おもちゃを沢山抱えて帰る子どもたち。お家ではきっとお父さんやお母さんのびっくりする顔が見れるかも知れませんね。そんなわくわくする期待感が、家路に急ぐ子ども達の背中から見えるようです。
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 普段児童館では体験できないリーダーリップを発揮できたコアメンバーの子どもたち。そして準備に奔走してくれた児童館の上野さん。お疲れさまでした。そして児童館に、子ども達で取り組める新しいプログラムを提供してくれた金沢エコライフくらぶのみなさん、ありがとうございました。

    

     

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「アートアンツ」と最終プログラムの打合せをしました。

 「かえっこバザール」の荷物を車に運んで後片付けが終わった後、3階の児童館で「くるくる回る三和児童館の看板づくり」プロジェクトの打合せを「アートアンツ」のお兄さん、お姉さんと一緒にしました。
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 変更予定された12月8日の実施日に児童館行事があることがわかり、1月5日(土)6日(日)を使うことになりました。市民芸術村が確保できない場合は三和児童館でやります。
 さて、どんなカタチの看板にするか、「かえっこ」ですっかりくたびれた子どもたちは、自分達の作図を説明するのにいっぱいです。あれこれアイデアが「アートアンツ」さんから出された結果、児童館のパイプ椅子を使うことになりました。中に入る板の寸法や、子ども達の担当する箇所も決まりました。
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 10月には金沢市内の児童館が全部集まって行う「児童館フェスティバル」があるので、終わってから子ども達の作業が始まります。本番組み立てまで、「アートアンツ」さんがパイプ椅子をどんな風に料理するか、とても楽しみです。

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 児童館のシンボルカメの「かめ吉」が全ての秘密を握っています・・・・・。


2007年09月16日

来週の本番を前に、NPOと子ども達が打ち合わせをしました。

 9月15日(土)10時から1時間ほど、来週に予定されている「かえっこバザールin三和・おもちゃは回る」の打合せを、児童館2階の三和公民館会議室で行いました。
 協力NPO、「金沢エコライフくらぶ」の説明の後、みんなで係りや、遊びを決めました。
 持ってきたおもちゃを査定してポイントをあげる「バンク係」。欲しいおもちゃをポイントと交換する「ショップ係」。そしておもちゃを持ってこなかった子どもがゲームでポイントをもらえる「遊び係」の三つの役割があります。最後に、とってもすごいおもちゃは「オークション」にかけられてゲットできます。
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 二人1組で巡回させると「わ~!みんなもくるくる回っとる!」という訳で、人手不足は、三和小学校の校内放送で「お手伝いしたらポイントもらえます~」という宣伝を付けて、流すそうです。コアメンバーに放送委員長がいて、作戦が練られました。
 校長先生や小学校のみんなはこの企画をとても楽しみにしているそうです。

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 当日のスタッフ担当は、『とり「かえる』帽子」をかぶってがんばりま~~す!!

 

2007年08月22日

汚れは拭いてから洗えば、きれいな水がくるくる回る!水すまし、発進!!

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 三和児童館2つめの企画が8月22日(水)児童館下の駐輪場で行われました。前日の不安が的中し、時折激しい雨が降りました。この日朝、金沢には「大雨警報」も一時発令。雨の合間をぬってテントも建てられました。「雨が降っても装置は水ものだから」と、スタッフの櫻井さん。コアメンバーも入れて総勢115人の子どもたちが「水すまし号」に触れ、水を汚さない貴重な体験をしました。

 朝早くからコアメンバーは、1回目の玉ねぎの皮で染めた手ぬぐいを頭に被って、カレーづくりのお手伝いです。100人を超える量は半端じゃありません。熟カレー、二段重ね、バーモンドの3種ブレンドカレーです。パイナップルも入ってます!
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 時計が11時を回り、お昼の時間が近づいてきました。体育館に全員集合して、今日のカレーづくりを手伝った子どもたちの紹介。続いてパネルを使って協力団体「いしかわ水辺再生研究会」の櫻井さんが、わかりやすく「水すまし」の説明をします。「みんな。台所で使った水は最後はどこへ行くのかな?」「海~!」と、元気な声が上がります。
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 そのころ体育館隣りの部屋は戦場です。児童館スタッフさんが100人を越える子どもたちのカレーをお皿に盛り付けます。全員が揃ったところで「いっただきま~す!」この手際の良さは、毎年の積み重ねで生まれたそうです。
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 3階の児童館から、食事の済んだ子たちが、お皿とスプーンを持って降りてきます。テント入り口で「汚れ落とし」の布をくばったり、水洗いや、最終の食器拭きの仕事を、6年生のコアメンバーたちがてきぱきとさばきます。やがてテントの中は食事の済んだ子どもたちであふれ出しました。
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 自分の食べた食器洗いに真剣です。途中でスコールのような大雨も落ちてきます。水洗い係りの子は傘を子どもの方に向けるので、ずぶぬれです。あふれる子どもに時間差をつけて3階から降りてもらうようにしました。全部済んだ子は3階に戻って「楽しかったぁ~」と報告。それを聞いた子は、お皿をなめながら「まだぁ~!」と、順番待ち。まるで人気のジェットコースターの順番待ち状態です。
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 きれいにお皿を拭いた子たちが水槽を観察します。「すげぇ~!汚れとらん!」「きれいや、きれいや!!」不思議そうにのぞき込みます。
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 突然のスコールに逃げまどったり、雲の合間から夏の日差しが顔を出したりと、1時間少しの短い時間がとても長く感じた「水すまし」。そして115人の壮絶な食器洗い!!食べた後の食器の洗い方を、お家で教えてあげることができたかな?
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 「いしかわ水辺再生研究会」のみなさん。そして三和児童館の上野さん。後片付けご苦労さまでした。


2回目の企画「水すまし号」がやってきました。

 8月21日(水)午後4時から、児童館横の駐輪場で「水すまし号」の準備がありました。協力団体「いしかわ水辺再生研究会」の櫻井さんが設計したものです。食器の汚れを不要になった布で拭き取ってから少しの水で洗います。汚れた水は「布→布→砂→活性炭」を通過して排水されます。沢山の子ども達に経験してもらい、少しの水で、洗剤を使わず、きれいな水を海に返して欲しい。そんな願いの企画です。「明日は天気が心配やわねぇ」そんな会話をしながらの設営でした。

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2007年08月18日

最後の企画が決まりました。

 8月17日午後、「自然は回る」を終えた6年生のコアスタッフ達6人が児童館の上野さんの車で、4回目に予定されている金沢市民芸術村アート工房の「アート・アンツ」さんを訪ねました。
 この日「アート・アンツ」主催の「光のラクガキPIKAPIKAプロジェクト」に参加し、その後で、何をするか話し合おうと予定されていました。

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 懐中電灯を使ってアニメーションを作る企画に参加した後、木陰の下でアートアンツのお姉さんとお話です。「みんな、何したいの?」返事がありません。中々もじもじさんです。「そっかぁ。午前中の染物はどうだった?」話題を変えてのアプローチ。上野さんから、「みんなが中学に行っても、残るものがいいなぁ」「そういえば児童館に看板ないよね」。お姉さんが聞きます「どうする?沢山でつくる?」すると宇野さんが「私たち、6人でやりたい!」などなど話が進み、「くるくる回る児童館の看板をつくろう!」になりました。

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アートアンツは「いらないものを必要なものに変える」ことがモットーだそうで、9月の「かえっこバザール」までに各自がデザイン画を提出。10月に思い出のある不用品の材料集め。11月に材料加工。そして12月8日(土)に芸術村アート工房で組み立て完成。という大まかな予定が決まりました。
 帰り頃、宇野さんが「ねぇ、こんなやつ、来年もやるん?」と聞いてきたのが心に残った話し合いでした。

玉ねぎの皮で、世界で1枚の手ぬぐいが完成~!!

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 8月17日(金)「玉ねぎ染めの体験を障害児童と共に」(自然は回る)が10時30分から、児童館下、2階の三和公民館・研修室で行われました。手ごろな草の収穫が出来なかったので、次週に行う「カレーライス」で使う玉ねぎの皮に急きょ変更しての実施となりました。
 児童館の子ども23人。「それいけ仲間たちの家」で一緒に過ごしている障害を持つ人たちが6人。そして介助のスタッフさん達も入れた12人のスタッフが参加しました。
 リハーサルや、前日の玉ねぎの皮を煮たりの準備で活躍した、このプロジェクトのコアメンバーの子どもたちが会場設営。

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時間になって子どもたちが入ってきました。

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指導の宮さんから説明を聞いている内、ワゴン車で「それいけ仲間たちの家」の子どもたち(といっても成人の方もいます)が登場!

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 自己紹介の後、各自が子ども達のテーブルに入り、作業が始まります。

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時々奇声を出して踊り出す子どもに、みんなの目は釘づけ。興味深々です。三和児童館にも1名の障害を持った小さな子がいるので、違和感はありません。とにかく騒々しいのです!絞りの加工後は「媒染液」で煮ます。

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その間に、「それいけ仲間たちの家」名物の「わたあめ屋」さんが出現しました。

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煮上がった染物を水で洗うと

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自分の作品を探しに、みんな夢中です。

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絞り加工で使った、わりばし、輪ゴム、ひもを外すと完成です。

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 「さぁ!隣りの公園で手ぬぐいと一緒に写真とろう!」児童館の上野さんの声に、真夏ギラギラの太陽の下へ、次々と子ども達が飛びだして行きます。

 「発見」と「体験」の2時間。「みんな!今度のカレーライスの時に、手ぬぐいをしっかり頭に巻いてきてねぇ!」指導の宮さんから子どもたちへのメッセージ。介助の方々、そしてポレポレのみなさん。なによりコアメンバーの6年生たち。お疲れさまでした。

2007年08月11日

8月9日(木)「草木染の体験を障害児と共に」リハーサルがありました。

 三和児童館下の公民館研修室において、17日に本番を控えた協力NPO「NPO法人地域活動支援センターポレポレ・造形の会」のメンバーが障害児童と一緒に現場を訪れ、リハーサルを行いました。これは、障害児童たちが本番にも対応できるよう、あらかじめ環境に慣れることを目的にしたものです。電話でのNPOからの報告では「うまくいった」とのことでした。いよいよ本場直前です。草木の収穫が困難とわかり、玉ねぎで手ぬぐいを染めることになりました。また、灼熱の現場が予想されるため、研修室で染めて、公園で乾かすことにしました。完成品と一緒に記念撮影をしました。

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