金沢NPOのどんどこプロジェクト

あの「基地プロジェクト」がMOVIEで帰ってきた!

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 12月23日(日)浅野町児童館2階の遊戯室で、8月31日から、2泊3日連続開催された「秘密基地プロジェクト」の上映会が開かれました。このプロジェクトに撮影隊として取り組んだ「コミュニティ・メディア・リソース」の編集が一段落し、関係のみなさんへの「お披露目」にと、準備されたものです。

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 クリスマスイブイブとあって、児童館玄関ではクリスマスツリーがお出迎え。体育館に相当する会場、遊戯室では午後3時から準備が始まります。10月に開催された「児童館フェスティバル」で、子どもたちが夏の思い出、「基地プロジェクト」を連想して書いた巨大な風景画も飾られます。

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 午後4時30分、夕ぐれが迫り、二階へ続く階段には、夏にみんなでつくった思い出の「廃油キャンドル」が会場まで足元を照らします。

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 この日のために、カラーチラシ350枚を学校に配り、児童館関係者、地域の人たちにも三浦さんは声をかけました。当日用のチケットも沢山つくって、受付が始まります。上映の前に「コミュニティ・メディア・リソース」のみなさんから、作品についての説明です。1月20日には完成版のDVDが仕上がり、みなさんの手元に届くそうです。こうして待ちかねた上映会がいよいよ始まりました。

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 作品は約30分。3回の上映には約50人ほどの子どもや保護者、地域の方々が集まりました。他の児童館職員の方は「これはみんなで見ましょうよ!」と、声をかけて下さいました。
 この30分に凝縮されたものは「子ども」そのものでした。初日から最終日まで子どもたちの変化していく表情を見ながら、このプロジェクトの持つ大きな意義を、NPOや児童館の三浦さんのナレーションが語りかけます。そして、このホームページで紹介した数々の写真が、ドラマのようにスクリーンの中で動き出したのです。
 1月20日完成版DVDは、きっと多くの人たちに、これからの児童館の姿やNPOの仕事に、熱いメッセージを届けることになるでしょう!


 


秘密基地プロジェクト、映画上映会の準備が進んでます!

 「秘密にならない秘密基地プロジェクト」実施から、気がつけばすっかり寒い毎日です。あの真夏の狂乱が、遠い出来事のように思えるこの頃、12月11日午後3時すぎから児童館で、記録作品のテロップ書きと、タイトルの収録がありました。
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 子ども達と記録の活動で関わった、「コミュニティメデアリソース」の編集した作品が、もう時期完成とのことで、浅野町児童館との共同主催で、12月23日(日)午後4時30分から3回の上映会を行うこになったからです。
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 全編を約40分に仕上げ、上映会後はDVD作品として広くこの活動をアッピールしていく予定だそうです。当日は、浅野町小学校をはじめ、地域の皆さんにもご覧いただけるよう、ポスターを制作し、広く宣伝活動も展開中です。写真は児童館の卒業生(?)が作ってくれたチラシです。これを拡大して、小学校に貼ります。参加したNPOにも声かけが終わりました。上映会が待ち遠しいですね。

9月3日 秘密基地プロジェクト最終日です。

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 2泊3日の「秘密基地プロジェクト」も、とうとう最終日となりました。自遊創生団のリードで、ファイナルプログラムの開催です。

 6時すぎ。「虫にさされて腫れた!」「寒かった!」のつぶやきと共に、朝から「廃油キャンドル」で火遊びが始まりました。7時に三浦さんが来て児童館が空き、宿題をする子も。そうです。今日で夏休みが終わりです。
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 7時すぎ。パン、牛乳、昨日の残ったそうめん、メッタ汁で朝食。今日の目玉イベント「ドラム缶風呂」まで、宿題したりのごろごろタイムです。
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 10時前。ドラム缶風呂の準備が始まりました。お湯を沸かす燃料のプロパンボンベは重いので、みんなでじゃんけんをして、負けたら5歩ずつ持って運びます。
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 10時半。ふたつのドラム缶風呂の内、一つは直火炊きになりました。火がおこるまで、待ちきれない男の子が、水風呂で遊びます。
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 10時45分。直火ドラム缶風呂に火が入ったら、やがていい湯加減。大学生のヤス君も、二日分の汗を流したいと混浴です。
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 11時。ドラム缶風呂は「ちょ~気持ちいい~」の連呼。とうとう大学生のそらみと、まいの混浴。男の子達は大騒ぎです。水風呂で遊んだ子たちは、児童館向かいのグレーチング蓋の側溝上に寝そべって、衣類を乾燥させます。
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 12時少し前、公園にブルーシートを敷いて昼食を食べることになりました。児童館の三浦さんが、朝からご飯を仕込んで準備したおにぎり、漬物、味噌汁のお昼です。子どもも手伝ってにぎったので、中にコショーやクッキーの入った「爆弾おにぎり」も混じってます。大人に当たると「やったー!!」と大歓声する最後まで元気な子ども達です。
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 お茶が出てくると、一斉に群がり、昼食後はみんなでNPOのひとたちに「ありがとう!!」です。なんとなく、終わりが近づいた雰囲気が漂ってきました。
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 お昼を食べてから、いよいよ後片付けが始まりました。「このロープ残して」「ブランコこのままにして」と嘆願する子どもの声に、「危険・安全」の判定をする遊び専門のNPOの人達です。
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 午後1時。自遊創生団の軽トラックが来ました。みんなで秘密基地に使った廃材を運びます。
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 最後にみんなで使った公園のゴミ拾い。しっかり現状の復帰です。秘密基地でつくったものの内、木登り用のはしごだけが、解体をまぬがれました。
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 参加した子ども延べ30名ほど、関わったNPO4団体延べ20名強。最後は公園で見守ったお母さんたちも入っての記念撮影です。その後素敵な体験で一緒に遊んだ自遊創生団の軽トラックを見送って午後2時、2泊3日の秘密にならない秘密基地プロジェクトは、全スケジュールを無事終了することができました。
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 3日の長きに渡り、児童館の三浦さん。本当にお疲れさまでした。そして沢山の子どもといっぱい遊んでくれたNPOのみなさん。ありがとうございました。

秘密基地プロジェクト最終日のスタッフの声です。

 なんといってもここの児童館の子は、圧倒的に「青っぱな」を流している子が多いのに感動。今時、あまり見かけない子どもの姿です。もともと豊かで自然な環境の中で駆け回っている資質があるせいか、みんなタフでした。プレーリーダーの立場の大学生たちが駆けつけてくれたおかげて、この元気に立ちむかえたと思います。ありがとうございました。

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自遊創生団・団長島 由治さん


秘密基地プロジェクト最終日の子どもの声です。

子どもたちは遊びに夢中なので、3日間奔走した児童館の三浦さんの声です。

 長く感じた3日間でした。こんなに通して行った行事は、児童館の歴史の中で初めてのことです。子どもたちは、ひとりひとりが主役になれる場面が沢山あったと思います。まだ協力しあう関係ではないですが、お互いが他の子の基地を気にしながらも「やったぁ!」という満足感をつくっていったと思います。
 大学生や、大人がいるので、いつもよりは弾けてた子もいたし、普段集団に入れない子も、長期なので、混じることのできる切っ掛けもありました。
 今後、地域の児童館として、地域の中心となって、地域の人達と一緒にこんな企画がまた出来たら素敵だと思います。

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浅野町児童館厚生員
三浦けいこたん

9月1日 秘密基地プロジェクト二日目です

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 ほんとに秘密にならない 秘密基地づくりが始まりました。


 10時すぎ、天気曇り。進化する基地づくりです。木を活用して三つのグループになりました。ブルーシートが先に取れるのはどのグループでしょうか。これから進化し続けます。
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 今朝の新聞に記事がでました。それを見たといって、中村児童館から厚生員さんが3名の子どもを連れてやってきました。
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 11時。自遊創団の「そうめん流し」の準備が始まりました。CMRのメンバーは「録音マイク」の体験で遊びます。子ども約20人。ふたつのNPOメンバーなど大人約10人が今公園にいます。
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 12時。基地づくりは進化し続けます。「今夜はここに泊るぞ」の期待が膨らんでるようです。
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 午後1時前から「自遊創生団」が仕掛けた流しそうめんで昼食です。時々、そうめんにまぎれて「白玉」や「春雨」が流れてくると大歓声が沸きます。
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2時すぎ。午後の公園はまさにフリーパーク。CMRは自遊創生団の島団長にインタビュー。青色秘密基地ではスタッフや子どものお昼ね(?)も。ゆったりした時間が流れています。
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 3時。ツリーハウスにするには資材が足りませんが、とりあえず木の上で一時が過ごせそうです。
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 3時半。5年男組秘密基地を支える木の上は、子ども密集区域。隣の低学年秘密基地の中では、優雅にトランプ遊びです。
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 4時。今夜の夕食「エコクッキング」と「廃油キャンドル」を担当する「金沢エコライフくらぶ」が到着。早速車から荷物を運び出して、明るい内に「廃油キャンドル」づくりです。みんな基地から出てきて、作り方の説明を真剣に聴きます。
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4時半。紙ロープをほごして、こよりにし、芯をつくります。芯をアルミの底に付け、ビンに立てたら、冷めると凝固する薬を入れた廃油を中に入れてもらうと「廃油キャンドル」の完成です。
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5時。廃油キャンドルが出来たら、目指せ夕食!「エコクッキング」に挑戦!!今夜のメニューはシシカバブー!!
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 6時すぎ。材料を公園に運んでシシカバブー。羊の肉ではない「つくね」です。やっと火が入って網で焼きます。
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 あっつつはおしい!シシカバブー。朴(ほお)の葉がお皿の紫いもごはん。残った材料の肉なしメッタ汁の豪華なメニューに「うめぇ!」の声が連発!!
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 7時も回ると真っ暗です。みんなの周りを手作り廃油キャンドルがやさしく包みます。
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 夜も更けてやがて10時。待ちに待った秘密基地でのお泊りです。一番大きな5年男子基地には8人。隣の小さな基地には3人。そろそろおしゃべりを止めないとご近所迷惑です。
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 こちらは女子の基地に2人。合計13名のお泊りです。昨晩の公民館宿泊より3名増えました。沢山食べて、沢山遊んで、沢山の新しい経験をしました。秘密にならない秘密基地の夜は、こうしてふけて行くのでありました。おやすみなさい・・・・・。
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 子どもたちが寝静まった丑三つ時、時々雲間から顔を出すお月さんが公園を見守ります。夕食で盛り上がった芝生では、野良猫も秘密基地を見守ります・・・・。
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秘密基地プロジェクト二日目のスタッフの声です。

 大学では知らない子同士が集まったワークショップをよくやってますが、今回、子どもたちはみんな仲間なので飛び込んで行く感じですね。仕事モードと遊びモードをきちんと使い分ける撮影隊の子を見て子どもたちだけの本物の撮影隊が作れそうですよ。

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コミュニティメディアリソース(CMR)
夏休み実家滞在スタッフ・林 美和さん

 大人(NPOたち)と子どもがまち中で、こんな素晴らしいアウトドア体験ができるなんて、大きな発見です。みんなキャンプ場や郊外の施設へ行かないと体験できないて思ってますからね。市内の公園のこれからの活用例です。地域の大人が協力して、まち中の公園を使った子ども達と楽しい体験を、これからもして欲しいものです。

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金沢エコライフくらぶの あおみまりこさん

 二日目の宿泊も頑張る自遊創生団関連の大学生グループと仲良くなった子どもたちです。
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秘密基地プロジェクト二日目の子どもの声です

こども達は基地づくりで急がしそうなので、お母さん、お父さんの声です。

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 ずっと見てると、初めは「どうたらいい」「何すればいい」だったのが、だんだん自分で考えて行動するようになってます。楽しくておもいっきりやってるって感じ。全部自由だし、基地はぐちゃぐちゃで完成してないけど、なによりも自分で考えてるんだなぁ、て思います。林さん(2年と5年の子のお母さん)

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 久々に思いっきりつくりました。自分で考えて何でもできることは楽しいことです。松浦さん(2年の子のお父さん)

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 楽しそうですね。こんなに5年の男子たちが沢山集まって遊んでいる姿を見たのは久しぶりです。これ明日片付けるんですか?もったいないですね。このままあれば、続きの遊びができるのにねぇ。平野さん、松村さん(お二人とも5年の子のお母さん)


8月31日 秘密基地プロジェクト一日目です

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 一日目の空は曇り。早朝に大雨があったため、公園はぐちょぐじょ状態。明日に期待し、今日は児童館の中を中心とした活動になりました。

 10時からNPO法人ガイア自然学校による「地域探検マップづくり」のスタートです。自己紹介に続いてじゃんけんゲームでスタッフの「ピノコ」さん。「おたべ」さんと仲良くなって、ふたつのチームに別れました。
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 11時。地域観察のコツなどをリーダーの成田さんから聞いたあと、ピノコ班7人、おたべ班8人(申し込みより増えてます?)が出発です。面白い物探しに出かけます。
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 12時をすぎて、戻ってきました。お弁当持参の昼食の後、模造紙に地図をみんなで書きます。筒状の模造紙を開くと、くるくる戻るのを見て「あっ!もどる紙!!」と、大笑い。
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 2時すぎ完成した探検地図の発表です。「おじぎそうを触ったら頭を下げた」「ザリガニを40匹以上取った」「つばめの巣を見つけた」「用水に黄色い魚がいた」など、身近な町にも覗き込んだり、立ち止まってじっくり観察すると、新しい発見がたくさんの報告でした。気がつけば二階で遊んでいた低学年も20人ほど、ギャラリー参加で熱心に聴いていました。
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 3時すぎ、ガイアさんと、昼過ぎに資材を運んできた自遊創生団のお兄ちゃんたちと一緒に、カレーライスづくり。廊下でも遊びがはじまりました。
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 4時すぎ、野菜スープの香りが館内に広がる頃、コミュニティ・メディア・リソースメンバー(CMR)は、撮影隊の二人にキャメラ動作の伝授。台所ではいよいよカレールーの投入です。
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5時すぎ、カレーの仕上げはガイアさんに任せて、期待膨らむ「秘密基地」の場所探しに隣の公園へ。撮影隊はポジションを確認します。みんなで「自遊創生団」メンバーの説明を聞く頃、空には日ざしが帰ってきました。明日はばっちり!です。
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 6時すぎ、やっと夕食!どろどろの甘~いカレーができました。
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 9時すぎ、まだ二階体育館は普段できない9人の子どもの夜遊びが続きます。アクセル全開です。「自遊創生団」関係4名の学生メンバーも入っているので、「いつもよりハイテンション」と、児童館の三浦けいこたん。そのけいこたんはこの時間を利用して千羽折づくりです。もう800羽になったとか。
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10時、やっと就寝の時間となりました。宿泊恒例「枕投げ」直前の子どもたちと、これから泊りこみにはいる遊創生団」関係4名の学生メンバーです。とりあえず今日はこれでおやすみなさい。
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秘密基地プロジェクト一日目スタッフの声です。

 街中の児童館なのに、ザリガニが沢山いたり、意外に自然があると思いました。
 (NPO法人ガイア自然学校スタッフのおたべさん・左)
 児童館の子どもたちが近所の人達ととても繋がっているのにびっくりでした。
 (NPO法人ガイア自然学校スタッフのピノコさん・右)

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 児童館の子も、ボクらの所にテントキャンプに来る子も、子どもは一緒ですね。今回の地図づくりで発見したいろんなことを大事にすれば、きっと自分の育った地域が大好きになると思います。自分達だけでもこれからやってみてください。

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NPO法人ガイア自然学校リーダーの成田裕さん


 楽しい!の一言。機材に触れて興味を持ってくれました。後二日の体験で、将来カメラマンを目指す子がでたら嬉しいですね。今日は様子見という感じでしたが、明日からですね。

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コミュニティメディアリソース〔CMR〕の松浦哲郎さん

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