第4回の準備です。
「米どころ宮城」のお米にこだわり食育プログラムを展開してきた「ぱくぱくプロジェクト」の本領発揮のプログラムが今回の「新米の食べくらべをしよう」です。
宮城県内と近県で収穫されたばかりの新米を10種類集めての食べくらべ,試食会です。
宮城県からは,石巻市で収穫された宮城のお米の二大巨頭「ひとめぼれ」と「ササニシキ」,登米市で収穫された新顔の「ミルキークイーン」,色麻町で収穫された同じく新顔の「たきたて」,栗原市で収穫された同じく新顔の「まなむすめ」がエントリーです。
岩手県からは,一関市で収穫された「陸羽132号」の登場です。このお米は,大正10年に作り出された品種で,宮沢賢治の稲作挿話「あすこの田はねえ」の中で,多収穫な米として栽培を奨励する話が出てくる伝説のお米です。
秋田県からは,横手市で収穫された秋田の巨頭「あきたこまち」の登場です。
山形県からは,鶴岡市で収穫された日本の巨頭「コシヒカリ」,東根市で収穫された「はえぬき」が登場です。
さらに,宮城県名取市で収穫された「ひとめぼれ」に小学生が育てた古代黒米を1割混ぜ込んだスペシャル米も登場です。
いずれのお米もNPO法人環境保全米ネットワークに参加している農業者が生産したものを,環境保全米ネットワークの高橋芳道さんが玄米で集め,同じ精米歩合にあわせてくれたベストな状態のお米ばかりです。
これだけの種類のお米を集めるだけでも大変だったと思います。更に精米度合い,含水率の調整までして下さった高橋芳道さん,ありがとうございました。
提供者 生産地 品種
1 佐藤光広 (秋田県横手市) あきたこまち
2 高橋芳道 (宮城県石巻市) ひとめぼれ
3 高橋芳道 (宮城県石巻市) ササニシキ
4 佐藤想司 (岩手県一関市) 陸羽132号
5 佐々木寿之(宮城県登米市) ミルキークイーン
6 五十嵐正谷(山形県鶴岡市) コシヒカリ
7 石山満 (山形県東根市) はえぬき
8 片倉玄 (宮城県色麻町) たきたて
9 鈴木繁彦 (宮城県栗原市) まなむすめ
10 三浦隆弘 (宮城県名取市) ひとめぼれ+古代黒米(名取市増田小学校3年生)
さて,電気炊飯器の問題もクリアーしなければなりません。折角のお米を同じ条件で炊き上げなければ食べくらべになりません。
同一仕様の電気炊飯器を10台そろえる必要があります。
NPO法人せんだい・みやぎNPOセンターが運営しているサポート資源提供システムを活用し,インスパイアー・ザ・ネクストの(株)日立製作所東北支社にお願いし,電気炊飯器10台をNPO法人環境保全米ネットワークに寄贈できないか打診をし,みごとに獲得することが出来ました。ほぼ最新式の厚釜仕様の電気炊飯器,定価推定4万円×10台のビッグプレゼントによって,このプログラムの実施が可能になりました。このプレゼントによって,環境保全米ネットワークは県内各地でお米の食べくらべを実施していくそうです。米どころ宮城に大きなインフラを整備することも出来ました。