NPOどんどこプロジェクト

本プロジェクトの概要

「子どものための児童館とNPOの協働事業(NPOどんどこプロジェクト)」について

本プロジェクトの趣旨

「子どものための児童館とNPOの協働事業」は、全国のNPOがいきいきと活動できる環境を作る活動をしている特定非営利活動法人日本NPOセンターと、児童館(放課後児童クラブ・母親クラブ)を応援し、子どもたちの健全育成を支える一般財団法人児童健全育成推進財団が、一般財団法人住友生命福祉文化財団の協賛を受けて2007年度から2020年度まで実施したプロジェクトです。

子育てをめぐる環境が、多様なライフスタイルの広がる現代に適応できていないという課題を受け、学校や子育て活動に取り組む団体では、さまざまな工夫を行っています。

そのような中で、子どもたちが能力を育み、成長するために必要な機会にアクセスができ、健全に育つ環境を作るためには、「地域ぐるみで共に支え育ちあう」仕組みを、多様な主体の「連携」で作り出すことが不可欠であると言われています。

そこで、行政の縦割りを超えて地域の課題に主体的に取り組んでいるNPOと、子どもの拠点として活動している児童館との連携によって、子どもが地域の資源や課題に触れる機会を提供し、子どもたちと地域が共に気付き、学びあう環境を作ることを目指して、本プロジェクトの取り組みが始まりました。2020年度までに全国33都道府県、321児童館が246プロジェクトを実施しました。

児童健全育成推進財団が本プロジェクトで目指すこと

児童館は児童福祉法に規定された児童福祉施設です。現在、全国に4,700か所あり、子どもたちの「遊びを通した健全育成」を専門とする施設です。特に最近では、子育ての社会化をすすめるために、地域における子育て支援活動が期待されています。

しかし、子どもを狙う犯罪の増加や保護者意識の変化などにより、子どもの生活のほとんどを学校と家庭だけで完結する仕組みが進められようとしています。また、子どもの育ちに対しての軽視からか、児童館は指定管理者制度による運営が増加し、活動の幅に 限界を感じている施設が多くなってきています。

子どもは「地域」で、「多様な出会い」により、育っていきます。地域に根づいた児童館とNPOがタッグを組んで、新たな価値を創造することができればと思っています。

日本NPOセンターが本プロジェクトで目指すこと

1998年にNPO法ができ、これまでに多くの団体が誕生しました。NPOによる活動はある一定の認知を得たといえます。一方でNPO法成立前から、民間による公益活動を支えてきた既存の組織と、NPOの交流は、一部の分野別の協力関係を除いては見られませんでした。

しかしこの先、市民社会を作っていくためには、既存の施設や古くから活動をしている団体と、新たなムーブメントとしてのNPOの、分野や成り立ちを超えた非営利組織同志の協働、そして、次の時代の担い手である子どもたちの成長が欠かせません。そのための協働の対象には、さまざまな組織がありますが、本プロジェクトでは全国的に波及することが期待できる児童館をパートナーとしました。

このプロジェクトを契機に、さまざまな非営利組織間の協働が生まれることを目指し、地域社会に目を向けることのできる子どもたちが増えることを期待します。

対象

小学生(主に高学年)〜中学生を対象とします。

実施主体

■主催
特定非営利活動法人 日本NPOセンター
■共催
一般財団法人 児童健全育成推進財団
■協賛
一般財団法人 住友生命福祉文化財団

プロジェクトの軌跡

これまでの取り組みをまとめた実践ハンドブックです。
NPOどんどこプロジェクト実践ハンドブック(PDF:4.51MB)

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