京都NPOのどんどこプロジェクト

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2011年2月 9日

宇多野で野外料理~とりはまるまる丸焼きで!-嵯峨野児童館

実施日:2010年12月11日(土)

場所:宇多野ユースホステル

 

最初.jpg

 

 

今回はPENS(「人」づくりと「場」づくりの学校)の皆さんと宇多野ユースホステル佐藤さんに

ご協力していただき自然の中での野外料理作りを体験してきました!!

 

前日に子どもたちと一緒にスーパーへ買い物。

明日のメニューを想像しながら食材を選ぶ子どもたち・・・

「先生!砂糖ってこんなに種類あるんや!」

「どれがおいしくできるんやろ~」  「グラニュー糖にする?」(笑)

そんな会話を子どもたちと楽しみながら明日のお買い物は無事終了。

おいしくできるかな~楽しみ~だね❤

 

雲行きがあやしい天気・・・雨が降りませんように・・・

 

当日、お天気を心配しながら全員が集合し、児童館では館長先生の挨拶からはじまります。

「今日は先生たちは何も言いません。自分たちで考えて行動すること。

最後にはなんでもいいので1つ感想がいえるように楽しんで!!」

2つの言葉は子どもたちにどのように伝わったのでしょうか・・・

 

嵯峨野児童館を出発して帷子の辻から鳴滝まで嵐電に・・・

そこで「鳥の丸焼きってどうするの?」と質問がありました。

「まず・・鳥を捕まえて、毛をむしって・・・」

「げぇ~!!」

「そんなん食べられへんわ~」

と話しをしながら電車に乗りました。

 

鳴滝からは徒歩。

歩くこと20分。宇多野ユースホステルに到着!!

 

早速 野外炊事場に移動しPENSの砂山さんにご挨拶

砂山さんから今日の注意事項についてのお話しを聞きます。

~この時館長は子どもたちに鳥を捕まえると言っていることをナイショで伝えました。~

 

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今日のメニューは "1斗缶で作る鳥の丸焼き・ダンボールで作るピザ"です

 

「さあ今から 鳥つかまえにいくぞ!!」と砂山さんの声に「え~!!うそ~!!」

「やっぱり ホンマやったんや!!」

とびっくりする子どもたち(笑)。

一緒に参加していた幼児さんは・・「今、白い鳥が見えた!!走ってた!!」

大人はちょっぴり笑ってしまいました❤

 

一通り説明も聞き・・・   さあ!野外料理作りのはじまりです。

2つのグループに分けスタート!

IMG_0984.jpg

 

まずは火おこし!!

「どんな風に木を組んだら良く燃えるのかな?・・・」子どもたちはいっぱい考えます。

そして大学生のお兄さん・お姉さんにいろいろアイデアを出し進めていく子どもたち。

なんだか頼もしい姿です。

時間を追うごとに子どもたちの顔がどんどん変わっていきます。自分たちで考え動きます!

そのいつもの姿とは違ったしっかりとした表情に子どもたちの力を感じます!!

 

別のグループは鳥に下味をつけます。

「なんか 気持ち悪い~」「足ついてる~」と鳥の丸々一匹の姿を見た子どもたちはびっくりです!!

「ここはおしりかな~?」

 ]

とりまる1.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんやかんや "わーわー"いいながら下味をつけ1斗缶のかまどの中へ・・・

「どうかおいしく焼けますように・・・」と願いを込めて蓋をします。

 

つぎは 子どもたちのだ~い好とりまる2.jpg

きなピザ作りです!!

一人ひとりの自分だけのピザ❤

材料をはかり、粉をこね 少し発酵するのを待ちます。

ワクワク❤どきどき。

 

さあ~鳥はどうなっているんだろう・・・?

おいしく焼けてるかな~

1斗缶の蓋を開けてみると・・・

「にわとり」から「鳥肉」に変った瞬間!!

「うわ~おいしそう!!」

 

中にはおいしそうな色に焼けた鳥が姿を見せました。

TVにでてくるクリスマスの鳥や~!!」

「早く食べたい!!」といい匂いとおいしそうな姿に感動する子どもたち。

 

そんな子どもたちのワクワク・ドキドキを感じほほえましく見ていると雨がパラパラ・・・

もう少し待って~と祈る思いで空を見上げます。

あともう少し・・・あともう少し・・・

 

今度はダンボール釜作り・・

ダンボールにキレイにアルミを貼ります。

これがなかなか難しそう・・・ちょっと苦戦しています!!

でも このアルミを隙間なくはらないとダンボールが燃えてしまっておいしいピザができません。

 

アルミが破れても・・破れても・・頑張る子どもたち。

やっとの思いでダンボール釜が完成!!

 

釜も無事完成し

仕上げはピザのトッピング❤

ふっくらとふくらんだ生地を丸め自分だけのMYピザを作ります!

 

ピザソースを塗って、トマト・オニオン・ピーマン・ベーコンおいしくできるかな・・・

トッピングができたら

いよいよ釜戸へ・・

ここでも「おいしくな~れ!おいしくな~れ」と願いを込めピザを釜の中へ・・・

ピザ焼き.jpgとり丸焼き.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とその時雨が降り出しました。

空を見上げるとやみそうにもない・・・

 

場所を屋根の下に移動し焼けるピザを心配つつお昼の用意。

 

ボランティアのお兄さん・お姉さんに火の加減を見てもらい順番にピザが

焼けるのを待ちます。

 

さあ!おいしそうなピザの完成!!

 

トマトたっぷり・チーズたっぷり・まん丸ピザ・世界に1つだけ、自分だけのピザ。

 

本日のお料理もそろったところでお昼ごはんの始まりです。

 

「いただきま~す!!」

調理.jpg

 

「おいしい~」

「鳥おいしい~」

「ピザおいしい~」と

一緒に手伝ってくれたお兄さん・お姉さんと一緒にご飯を食べることも嬉しくて子どもたちは

笑顔いっぱい!!おいしさいっぱい!!

 

館長先生と松本先生の作ってくれた豚汁も一緒に食べました(*^_^*)

あったかくてとてもおいしかったです。

 

「あっ 火事や!!」

食べるのに夢中だった時、火柱があがったダンボールオーブンは焼けてしまいました。

火の怖さもここで体験しました。

食事.jpg

 

食事も終わりほっとする間もなく

もう帰る時間に・・・

後片付けをし帰る準備をします。

ちょっと寂しい・・・ね

 

輪になり最後の挨拶。今日は1日本当にありがとうございました。

ほんとに楽しい時間でした。

大学生のお兄さん・お姉さん そして準備をしていただいた砂山さん。宇多野ユースホステルの佐藤さん

ほんとにありがとうございました。

 

 

こどもたちは日頃経験できないような体験をし1日楽しんだのではないか思います。

また、大学生の方々との交流はとても良かったと感じます。

子ども達の笑顔やワクワク・ドキドキした表情・来た時より成長した姿も見ることができました。

今回1つでも何か感じたことをこれからに生かしてもらえたらいいなと思います。

PENSの皆さんをはじめ、宇多野ユースホステルの方々・今回このような企画にご協力いただいたNPOセンター

の平尾さん本当にありがとうございました。

 

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