立町今昔の最近のブログ記事

2010年3月16日 [立町今昔]

立町今昔 ~地域のお店を探検しよう~

プログラム3

タイトル

地域のお店を探検しよう

日時

2010年3月6日(土) 9:30~12:00

場所

上村豆腐店、立町マイスクール児童館

協力NPO

NPOタウンラボ

概要

普段の食卓に登場することが多い「豆腐」を、地域のお店で実際に作り、味わってみる。・・・いつもの豆腐と違う?同じ?

 

地域のお店を探検しよう!という事ですが、悩むのはお店選びです。

 

なぜかと言うと、「立町のマップを作ろう」の記事の通り、児童館の近所は歴史あるお店屋さんが一杯あります。そんな中、今回NPOタウンラボさんにご紹介頂いたのは、「上村豆腐屋」さん。明治12年創業の老舗の豆腐屋さんです。

 

豆腐屋さんに到着すると、3代目の上村甚一さんと4代目の上村修治さんが笑顔で出迎えて下さいました。「よろしくお願いします!」とみんなで挨拶をして、豆腐のお話の始まりです。

 

 

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4代目「豆腐の原料知ってる人~?」

子ども「大豆!」

 

4代目「ほかに大豆を使った食品は、何があるかな?」

子ども「ん~と...」と考えていると、タウンラボさんがこんな資料を渡してくれました。

 

 

おとうふのできるまで.pdf

大豆とか豆腐とか.pdf

 

これはなんと素敵、そしてわかりやすい資料でしょう。

子どもたちも資料を見ながら、質問にどんどん答えていきます。

 

子ども「みそ、しょうゆ、きなこ!」

 

4代目「じゃあ、宮城県の大豆の作付面積は全国で何番目だ?」

子ども「2番目!」

 

4代目「正解。ではこれが本物の大豆です」

 

本物の大豆を見た子どもたちは、大豆を触ったり、かき混ぜたり、香りを確かめたり、すっかり興味津々の様子。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、豆腐を実際に作る様子を見せてもらえる事になりました。

 

1日水に浸した大豆を

 

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すりつぶして、煮ます

 

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煮汁を絞り、「おから」と「豆乳」に分けます

  

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ここで絞りたての温かい豆乳をみんなに飲ませてもらいました。

 

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そして豆乳に「にがり」を入れると...

 

の前に、みんなで「にがり」を一舐め。しょっぱいような、甘いような、でも苦い不思議な味でした。

  

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 4代目から「じゃあ、ぴょんぴょんジャンプして」の声で、みんなでジャンプ。こうすると「豆乳」と「にがり」が混ざり合って固まり、お腹の中で豆腐が出来上がる!?かもしれないそうです。

 

本当に「豆乳」に「にがり」を入れると、豆腐が出来上がるかどうかを体験してみようという事で、ミニ豆腐作り体験を行いました。

 

①、カップを2つ用意して、1つのカップに「豆乳」、もう1つのカップに「にがり」を入れます。

 

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②、にがりを入れたカップに、もう1つのカップの豆乳を勢いよく入れます。

 

 
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③、空いたカップに、混ぜたものをまた移し変えて、固まるまで時間を置きます。

 

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時間を置いている間に、出来立て豆腐の味見をしました。

 

出来立ての豆腐は出来たててで温かく、木綿豆腐のはずなのにとろけるようなやわらかさです。子どもたちはそのまま食べたり、ちょっと大人っぽく塩をかけて食べたり、いつも通りしょう油をかけて食べたり、それぞれの方法で完食していました。

 

 

こうしている間に、豆腐が固まったようです。

 

 

プリンのようにカップを下に向けると、ぷるんっと真っ白い豆腐が落ちてきました。

「きれ~い」と子どもたちの歓声が聞こえます。

  

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食べてみると、おいいしいけれども職人さんが作った豆腐と違う味がしました。何で同じ材料で作ったのに、味が違うんでしょう?不思議です。

 

家へのお土産分も作って良いよ~と声をかけると、みんなが2つ3つと作っています。

 

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帰りに上村豆腐屋さんの前で記念写真を撮り、元気よく挨拶をしておしまいです。

  

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お家に帰って、家族の人と豆腐を食べながら、今日の話をしてもらえればうれしいなぁと思うスタッフなのでした。

 

 

 

スタッフから一言

 

今回で3回連続企画の立町今昔が終了しました。

 

企画をきっかけに、子どもも大人も自分たちの地域を再発見でき、さらに児童館と地域のNPOやお店の人とのつながりが生まれました。

 

スタッフ同士で話したこれからの地域の理想は、児童館とお店や町内会そして地域で活動するNPOが連携し、本当の意味で地域が子どもを見守る社会にしたいという事。

 

そしてもう1つは、子ども達も地域や社会には色々な大人がいるという多様性が理解できるような地域にしたい、という事です。

 

こういった取組みは、「立町」という地域だからできた取組みではなく、地域にある宝(歴史、人材、環境...)を掘り起こす事でどの地域でも可能な取組みです。こういった取組みが多くの地域に広がる事が、これからの地域には必要な事だと強く感じました。

 

2010年2月15日 [立町今昔]

立町今昔 ~仙台の文化 お正月には何食べる?~

プログラム2

タイトル

立町今昔 仙台の文化 お正月には何食べる?

日時

2010年2月13日(土) 13:30~15:30

場所

立町マイスクール児童館

協力NPO

NPOタウンラボ、食育NPO「おむすび」

狙い

立町の今と昔をくらべてみよう。旧正月にちなんで正月について学ぶ。

概要

立町マップを作成する。

旧正月にちなんで、仙台雑煮をたべながら、仙台と他県の雑煮の違いや正月にちなむ食べ物について学ぶ。

 

 今回の立町今昔は前回の続き、

 街歩きの結果から地域の地図を作ります。

 

初めに街歩きをした時の写真を見ながら、

もう一度どんなところを歩き、どんなところを見たのか

タウンラボさんと一緒におさらいしました。

 

  「みんな覚えていますか??

   ここは、うなぎの寝床って教えたよねー」

 

  「ここのお店は、昔の地図のどこに載っているでしょう?」

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 子どもたちの記憶が段々とよみがえってきた所で、

 地図作成のスタートです。

 

  子どもたちは歩いた道や場所を塗ったり、

 また行っていない所でも子ども達が知っている情報も

 どんどん地図に落としていきました。

 

  「ここは●●ちゃんの家だよ!!」

  

  「ここはお母さんが働いているところー」

  

  「ここには平成27年に新しい地下鉄東西線の駅ができるんだよ。

   私たちは、駅の名前も提案しているところで、

   採用になるといいなあ」と講師の河合さん。

 

 そんなこんなで、地図はどんどんカラフルになっていきます。

 どんな地図が出来上がるのでしょうか?

 

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一方、食育NPO「おむすび」さんはと言うと...

子どもたちに見つからないよう、

お正月にまつわる料理の盛り付けや、

テーブルのセッティングを進めています。

 

一体どんな食育活動になるのか、わくわくします。

 

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 さて、地図作りも一段落したようです。

 

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 でもマップ作りに終わりはありません。

立町児童館の皆がこれからも街の歴史や

子ども110番のお店など、地域の様々な情報を

マップにしていくそうです。

 

 一体どんな地図が出来上がるのか、楽しみがひとつ増えました。

 

 

 さあ、ここからは食育NPO「おむすび」さんによる、

 お正月の食事のお話タイムです。

 

 子どもたちに材料の実物を見せながら、

 お正月料理の意味などを説明していきます。

 

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  「これ、なんだか知ってる? 凍り豆腐とずいきです。

   ずいきは、サトイモの茎を乾燥させたものなんだよ。

仙台のお雑煮は、昔ははぜを焼いてだしをとったんだよ、

今はあまりないんだけどね」

 

 こういったお話には子どもたちだけでなく、

 一緒にいた大人、特に若い職員たちがしきりに感心していました。

 

  お話が終了したところで、お楽しみのお食事です。

 机の上には、子どもたちが作った特製の敷物とお箸袋、

 そしてお花は「おむすび」さんが持って来て下さいました。

 

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そんな整った雰囲気の中、今日のメニューは3品です。

 

・仙台風雑煮

・柿なます

・伊達巻

 

 「いただきま~す」と

   子どもたちの元気な声で食事が始まりました。

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柿なます、子ども達は食べてくれるかな・・・?という、

「おむすび」さんの不安は見事に大ハズレ、

好き嫌いが多い子も食わず嫌いをしませんでした。

 

口に合わなかった子どもはいましたが、

中にはお替りをする子もいました。

 

 お雑煮、伊達巻も見事に完食。みんな満足そうでした。

 

最後にみんなで記念写真をパチリ。

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 スタッフ感想

今日はNPO2団体のワークショップという事で、

盛りだくさんの内容でした。

 

しかし結果として、地図という形に残る成果が出来ましたし、

今回の企画がきっかけで食育NPO「おむすび」さんと

立町児童館さんの連携が実現し、

来年度は独自の企画を行う事が決まったようです。

 

子どももスタッフも「おむすび」さんと

「タウンラボ」さんのおかげで、

お腹にも頭にもやさしい1日になったのではないでしょうか。

2010年1月29日 [立町今昔]

立町今昔 ~立町のマップをつくろう!~

立町児童館のプロジェクト

 

プログラム1

タイトル

立町今昔 ~立町のマップをつくろう!~

日時

2010年1月23日(土) 13:30~15:30

場所

立町マイスクール児童館、大町、立町近辺

協力NPO

NPOタウンラボ

狙い

立町の今と昔をくらべてみよう

概要

江戸時代は御譜代町として栄えた立町、大町地区を歩きながら、今のまちと昔のまちを比較し地域の歴史を知る

 

立町今昔の第1回目「立町のマップをつくろう!」が行われました。

 

仙台の冬のイメージは「雪」ではなく、「風」です。とっても冷たい風が吹くのです。今回はそんな中、16名の子どもたちが参加してくれました。

 

 協力NPOのタウンラボさんは御譜代町の法被をまとって登場。子どもたち1人ずつに、現在の地図、江戸時代の古地図・水路図を渡してくれました。

 

 

 
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さあ、地図を持って、いざ出発。

 

 最初のポイントは、みんなが通う立町小学校。校歌の作詞者は荒城の月も作詞した「土井晩翠」先生です。タウンラボさんが土井先生の写真を見せると、食い入るように見つめていました。

  

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 次のポイントは芦立畳屋さん。

 

 なんとここは、15400年以上続く畳屋さん、昔の地図にも載っているそうです。

 

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 見つけられたかな?

 

 

 

 

 

 

 

 続いては仙台城のメインストリートだった大町通りに移動。

 

 昔の写真と今の風景を見比べたり、

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歴史ある建物を活かしたお店作りを見たり、 

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 気になることは、NPOタウンラボの方に質問しながら、

今と昔を行ったり来たり。

 

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 この公園で休憩。

 

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 公園の名前は「肴町(さかなまち)公園」、昔ここには魚市場があったそうで、その名前がつきました。

でも、いつから「肴」から「魚」に変わったのでしょう?

 

 

 

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この後は立町にある商売繁盛を願う神社、「金蛇水神社」「紫神社」を周りました。

 

みんな手袋を取ってきちんとお願いしています。

 

 

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願い事は?と聞くと、「おこづかいアップ!」 商売繁盛とは違うような...。

 

児童館に帰ってからマップづくり...と考えていたのですが、まち歩きの道すがらに子どもたちから一杯質問があり、帰りが遅れました。そんなうれしい誤算のため、マップ作成は次回に持ち越しとなりました。

 

子ども達からは「大橋が3代目でびっくりした」という感想が聞けるなど、自分たちが暮らす地域を再発見できたのではないでしょうか。

 

 

 

●スタッフから一言

 

仙台の中でも歴史ある地域に暮らす子ども達だけあって、地域の歴史に興味を持っている子どもが多いように思います。

 

 

地域で活動しているNPOタウンラボさんは、子ども達への説明は初めてだったようですが、写真を使って説明するなど子ども達の関心を呼び、最後には「はっぴのおじちゃん」と呼ばれていました。

 

 

地域の中で新しいネットワークが生まれた瞬間に立ち会うことが出来ました。

 

 

 

●次回のご案内

 

 

プログラム2

タイトル

立町今昔 ~仙台の文化 お正月には、何食べる?~

日時

2010年2月13日(土) 13:00~15:30

場所

立町マイスクール児童館

協力NPO

NPOタウンラボ、食育NPOおむすび

狙い

旧正月に仙台雑煮を味わおう!

概要

まち歩きの結果を地図にする作業とともに、開催日が旧正月に近いため伝統文化の仙台雑煮を食べよう。

 

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「子どものための児童館とNPOの協働事業(NPOどんどこプロジェクト)」は、
(財)住友生命社会福祉事業団が協賛しています。