8月29日(土)午前10時
5月に子どもたちの植えたお米の赤ちゃんもすっかり大きく育ちました。
田んぼに「アートなかかし」を立てる作戦は、8月上旬富樫児童館の子どもたちの書いた「かかし絵」を元に、金沢市民芸術村アート工房のワークショックグループ「アート・アンツ」の手によって部品化され、8月29日に、子どもたちと一緒に組み立てて、行う予定でした。
ところが、8月中旬に富樫児童の学童の子どもに新型インフルエンザが複数人発見され、急遽夏休み中の行事が全て中止という事態になってしまいました。
代替の日程調整も、夏休み以後の「児童館フェスティバル」の準備に入るため確保できず、せっかく子ども達40人程が「かかしの絵」を書いて届けてくれたので、これにチャレンジして「アートアンツ」でかかしを作り、「NPO法人一歩一歩楽園」さんと一緒に田んぼに立て、悔しい思いをしている児童館の子ども達に見てもらおう。という作戦に変更となりました。
5月に富樫児童館の子どもたちと一緒に「田植え」を行った、田んぼの所有者である「NPO法人一歩一歩楽園」の林さんたちも、若者のの心意気に大変喜んで、一緒に立てることになりました。
この話を聞いて、当日は富樫児童館の開敷館長さんもお孫さんとお見えになり、館長さんご自身も田んぼに入り、大人の気持ち一杯のどんどことなりました。
「アートアンツ」渡辺さんの車から二体の「かかし」が運ばれました。
「一歩一歩楽園」の林さんと「アートアンツ」の渡辺さんは初めての出会いとは思えないほど呼吸ぴったりです。かかしの重さで足が田んぼに埋まりながらも中に入っていきます。
脚立を立てて、1体目の「火の球かかし」が立ちました。
残りの一体「宇宙人かかし」は立てやすい田んぼの角にしました。
開敷館長さんは膝まで埋まって汗びっしょり(左)。「一歩一歩楽園」代表理事の宮下さん(右)も終わり頃に見えて、秋の収穫祭と、今回の「アートなかかし」をつなぐ企画を考えましょうと、お話されていました。
「アートアンツ」にとって、まったく分野の違うNPOさんとの協働も、「子ども」という共通のキーワードの中では汗して働く仲間のようでした。制作中の様子など「アートアンツ」のブログをご覧ください。
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